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ISBN 10 : 4862657990
Content Description
なぜ、ヴァルザーはかくも重要なのか?20年以上にわたるヴァルザー読解を通じて、今、この問いに答える。多くの作家たちに愛されつづけたヴァルザーの文学的闘いの足取りを多様な方法で浮かびあがらせる。
目次 : 第1部 『ローベルト・ヴァルザー作品集』を読み解く(「散歩文」の原風景―散文小品『グライフェン湖』を読む/ 「母の言葉」と「王子言語」のあいだから生まれる虚構言語―初期小劇『白雪姫』を読む/ 「母の言葉」の喪失を埋めてゆく散文―ベルリン時代の長編小説『タンナー兄弟姉妹』をその前史から読む/ 「大ベルリン」vs「小ヴァルザー」―ベルリン時代、ビール時代の散文における差異化の運動を読む/ 「はじめて書きつけた慣れない手つきの文字」に出会うための散歩―ビール時代の中編作品『散歩』を読む/ 「ミクログラム」のもたらす幸福―ベルン時代の長編小説『盗賊』を読む)/ 第2部 翻訳からヴァルザーの原作を読み直す(『白雪姫』全訳/ 「イメージ」、「意味」、「物語」の/に抗する、レトリックを翻訳する―『白雪姫』の英・仏・日本語翻訳比較分析/ 絵で描く存在を文字で描く存在を翻訳する―ベルン時代の散文小品『ヴァトー』を読む)
【著者紹介】
新本史斉 : 1964年広島県生まれ。専門はドイツ語圏近・現代文学。翻訳論。現在、津田塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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三柴ゆよし
読了日:2020/11/30
ルーシー
読了日:2021/05/16
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