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ひきこもり文化論

斎藤環(精神科医)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314009546
ISBN 10 : 4314009543
Format
Books
Release Date
December/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ひきこもり」の社会的背景から、「甘え」文化との関連、欧米・韓国との比較、サイバースペースの特質、治療者としての倫理観にいたるまで、縦横無尽に展開してきた文化論・社会論的考察を収録。

【著者紹介】
斎藤環 : 精神科医。1961年生まれ。筑波大学医学専門群(環境生態学)卒。医学博士。現在は爽風会佐々木病院に勤務。専門は、思春期・青年期の精神病理および病跡学。ひきこもり問題の臨床・啓蒙活動だけでなく、サブカルチャー批評やメディア分析の仕事にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • amanon

    本書が出て早二十年近く。その間にひきこもりを巡る事情は多少は変化したのか?ということが気になる。とにかく驚きだったのは、世間に流布するステレオタイプなひきこもりのイメージとその実像とのギャップ。この辺り、世間の風潮に流されてはいけないな…と反省。とりわけひきこもり≒精神疾患を抱えているというイメージを抱きがちだが、病名を特定できる症例は少ないという指摘に目から鱗。また、ひきこもりが社会問題化する以前から、引きこもりは存在したこと、それにひきこもりにもそれなりにメリットがあるという指摘は現在も有効だろう。

  • 成野

    卒論のテーマとして若者の孤立を書きたいとかんがえ読了。この人の作品の中にはブーム化による弊害についてよく出てくる印象をもつ。 欲望の希薄さが事実ではないという部分と仲間関係を構築することでひきこもりから解放されがちというくだりには納得した。

  • ひろとん

    後半になるにつれ考え方ことまとめになっていく感は否めない。彼が精神医学者には「予測の精度を上げる」こと、つまりどう対応することでどういう結果が出るかを明らかにし、当事者や支援者の判断を助ける機能が求められるとしている。しかし、彼はひきこもりの理解を啓蒙するためにもあえて価値判断を含む言明もしているとのこと。ひきこもりから併発する精神疾患については言及するが、その原因については極めて社会的に言及する。残念なのは後者が極めてエッセイ的であること。

  • めたにーと

    ひきこもりについて考えるために外せない一冊(個人的に)。あとがきで著者が言うように「実用の書」ではないが、それゆえに様々な面白いアイデアが見られたと思う。

  • seek

    イズマイにて駆け足で読了。ひきこもりについての分析だけでなく、日本人の対人関係についての分析が面白かった。孤独と創造性については励まされる部分もあったり。読書を続けようと思った。

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