Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• のこ

  読了日：2018/07/31

  溺愛理由のよくわからない本編より、むしろ私は甲斐の恋バナに心惹かれた。現実には老人と若者の恋って、あり得ない気もするけれど、小説で読むと素敵。そして最後に登場した5人目の男！そうよ、そもそもバスケは5人のチームプレーなのに、なんで仲良し4人組なんだ？という私の疑問を最後に解決してくれた。結局元キャプテンはまとも過ぎて、他の変人4人とは一線を画してたってことかしら。

• Yukiko Yosuke

  読了日：2022/08/12

  本編とその後に続く短編が3つ。父親をくも膜下出血で亡くした頃に見たバスケの試合。兄とチームメイトの格好良くてキラキラした姿が記憶に残り、のぞむは彼らのファンだった。高校生になって、兄の部屋にもぐりこんだのぞむが知ったのは、そんな彼らはちょっと普通と違っていたり叶わぬ思いを抱いていたり。そのうちの一人、啓一郎に気に入られてお世話されながら絆されていくのぞむ、お世話し尽くすことが愛情表現という啓一郎、のぞむが啓一郎の言葉をきっかけに義父との硬直した関係を改善していく様子、変なんだけれど前向きな感じが良いです。

• きょん

  読了日：2018/03/23

  表紙の二人はほぼコミックス通りのストーリー展開だけど、のぞむ君の一人称で語られるので彼の気持ちがより分かりやすい感じかな。枯れ専甲斐さんとカフェマスターのしっとりした短編も良かった。

• anko

  読了日：2018/03/17

  10歳の年齢差と体格差に構いたがりでどっぷり溺愛のスパダリとはなんて美味しい設定なんでしょうね。胃袋つかまれて世話を焼かれるのが心地よくなるのもわかる。囲い込んでる感はあるけど藤山はあゆむに選択肢は残してあげてて自分で考えたり行動したり出来るように持っていってるのが凄い。 おまけに待てができるなんて素晴らしい。枯れ専の甲斐の長年の想いもかない、熟年夫婦の様な大熊とあゆむ兄の関係もニアではなくてガチでしょう？3年後の5人が相変わらずなのも嬉しく楽しい。コミックス未読なのでこれから読もうかな。 (R)

• beniko

  読了日：2019/09/23

  コミックスのノベライズ。コミックスと同様、前半はのぞみに好感は持てないが、この年齢特有の潔癖さや頑なさが上手に表現されていて、コミックスよりものぞむの気持ちの変化に寄り添いやすかったし、絵の印象より大熊や藤山はもっとガタイがいいことがわかった。甲斐さんの十年以上に渡る真摯な想いを巡る話は、体の関係に重心が傾きがちなBLとは一味違っていて、好きな人の命の長さと向き合いながらの恋愛が胸に沁みました。円満に付き合いを重ねる藤山×のぞむのその後を読めたし、彼ら４人を客観的に見た主将目線のSSも良かったです。

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