Books

キリシタン時代の良心問題 インド・日本・中国の「倫理」の足跡

慶應義塾大学出版会

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766428520
ISBN 10 : 4766428528
Format
Books
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

断絶と連続のアジア布教史。16世紀以降、イエズス会のアジアにおける布教事業は、インドから日本へ、日本から中国へと進められた。宣教師たちはそれぞれの文化に適応しつつ、新たな信者たちの「倫理」や「戒律」の基準をどのように修正していったのか―。司祭の手引書から書翰集、聖人伝まで、膨大な史料を渉猟し、連続性と断絶を明らかにする。

目次 : 序説 良心問題とは何か/ 第1章 発見地の領有と異教徒の権利―ビトリア、グロティウス、フレイタスの議論/ 第2章 キリシタン時代の神学と良心問題/ 第3章 信仰と奴隷制―インドにおける奴隷に対する授洗論/ 第4章 フランシスコ・ロドリゲスの日本の婚姻問題決疑論/ 第5章 キリシタン大名大友宗麟をめぐる良心問題/ 第6章 イエズス会のインド史研究と日本書翰集の編纂―布教情報の伝達と整理を中心として/ 第7章 「神学」に加えられた日本人の祖先崇拝―ペドロ・ゴメス「講義要綱」からの考察/ 第8章 キリシタン時代の良心問題に関する手引書について―マルティン・デ・アスピルクエタとその周辺/ 第9章 殉教の論理と潜伏の論理/ 第10章 キリシタン教会の殉教録と聖人伝―ヨーロッパから日本・中国へ/ 第11章 艾儒略『滌罪正規』解題/ 結論

【著者紹介】
浅見雅一 : 慶應義塾大学文学部教授。1962年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所助手、同助教授、ハーバード大学客員研究員などを経て現職。博士(文学)。専門はキリシタン史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Recommend Items