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「笑い」の解剖

慶應義塾大学出版会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766426144
ISBN 10 : 4766426142
Format
Books
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

笑うって実は大変なことなのです。「4つのステップ」という独自の発想で、“知ってるようで本当はあまりよくわかっていない謎”を氷解させるユニークな“知的探検”!

目次 : 序章 なぜ「笑い」を解剖するのか?/ 第1章 総論/ 第2章 身近な笑い/ 第3章 笑いのビジネス:総論/ 第4章 笑いのビジネス:落語/ 第5章 笑いのビジネス:漫才とコント/ 第6章 笑いのビジネス:その他/ 第7章 笑いと健康

【著者紹介】
中島隆信 : 慶應義塾大学商学部教授。1960年生まれ。83年慶應義塾大学経済学部卒業、88年同大大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、商学部助手に就任。91年慶應義塾大学商学部助教授、2001年同教授。同年、博士号(商学)取得。学位請求論文『日本経済の生産性分析』(日本経済新聞社)により、義塾賞受賞。06年、『障害者の経済学』(東洋経済新報社)により、日経・経済図書文化賞受賞。07年9月〜09年3月まで慶應義塾大学を休職、内閣府大臣官房統計委員会担当室長。09年復職。この間、慶應義塾大学産業研究所長、日本相撲協会「ガバナンス整備に関する独立委員会」委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hk

    笑いとは異なる価値観と共存するための叡智だ。他人様の立ち居振る舞いに違和感があり、それでいてどこか親しみを覚える時がある。こうした場面において、人類は「笑う」ことで違和感を外部化し、異なる価値観との共存を可能にしてきた。これは群れて暮らす人類ならではの行動様式だ。 この背景はざっくりと次の通り。人は虚構を発見し、過去形・未来形・仮定法など言語が高度化している。それに伴い文明は進化躍動したが、欺瞞も蔓延してしまった。これが人類社会に満ち溢れている違和感の正体だ。この違和感と共存するため人類は笑いを発明した

  • やす

    笑いについて素人的な視点から考えた本。 非当事者性と不自然さが笑いには必要らしい。芸人についての考察は面白かった。

  • とふめん

    www.tohumen.com 経済学者が笑いが生まれる原理を分析。 不自然さをどう捉えるかで笑いにもなれば不快にもなる。 笑いと心理は深く関わりがありそう

  • 袖崎いたる

    「笑いには、過去の出来事へのこだわりを氷解させ、無益な怒りを取り除く働きがある。チャラにするという表現が誤解を与えてしまうかもしれないが、この先ずっとかかわっていても苦しいだけで、かといって自身にその問題を解決する能力がないのであれば、さっさとチャラにしたほうが身のためであり社会のためでもある。笑いというすぐれた浄化作用をもっと積極的に活用すべきだろう。」(186)──これがハイライトだな。笑い事に変えられるかどうか。逆を言えば、あえて笑ってみせる態度を取れるかが生きる上での大きな秘鑰になる。

  • たこ焼き

    理解が難しいボケを理解したときに人はその脳の負荷からの解放を感じて強く笑う(わかりやすいボケはその分笑いも小さい)。つっこみはあえて理解が難しいボケをして、つっこみでそのボケへの理解を促すことで大きな笑いが起こるポテンシャルを持つ大きなボケを理解させる。失敗や非常識、予測との不一致は不自然なので笑いの対象だがそれに対して聞き手側が痛みを伴うと笑えなくなる。ユーモアの創出には知性よりも外向性が求められる(相手とのつながりを求める意思の強さ)

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