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後宮の迷い姫 消えた寵姫と謎の幽鬼 集英社オレンジ文庫

彩本和希

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086806114
ISBN 10 : 4086806118
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

後宮でひとりの寵姫が姿を消した。
皇帝の追及は苛烈を極めたが、手がかりはなにも見つからないまま、時は過ぎ―――。

17年前の内乱で孤児となった道女見習いの凛レイは、迷呪持ちでありながら迷った先で幸運に出会うという不思議な縁の持ち主。いつものように迷った先で高官・明真に出会い、その能力を見込まれて下級妃として後宮入りすることに。そして明真が言うには、桐ショウヨという失踪した姫はなぜか凛レイに非常に酷似しているのだという。

異様な設計が施された後宮で道に迷いながらも、寵姫の行方を探る凛レイ。ある晩、猫を追って迷い込んだ謎の広場で、美しい幽鬼と出会う。幽鬼は「桐ショウヨを探し続けるのであれば、命はない」となぜか凛レイを脅して‥‥?


探しても探せなくても絶体絶命!? 後宮×失踪謎解きミステリー!
姿を消した妃と、摩訶不思議な後宮に隠された謎が交わる時、驚愕の真実が姿を現す‥‥!

【著者紹介】
彩本和希 : 千葉県出身、在住。2007年度ノベル大賞読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    後宮でひとりの寵姫が姿を消した。迷呪持ちの孤児・凛舲が偶然出会った高官・明真にその力を見込まれ、下級妃として後宮入りをする中華風後宮ファンタジー。苛烈な搜索でも手がかりが見つからない状況で、異様な設計の後宮に送り込まれた凛舲。道に迷いながら自分に酷似しているという寵姫の行方を探る中で出会う謎の幽鬼。彼に探し続ければ命はないと脅される中、明らかにされていく寵姫の過去の因縁、予言書の存在も絡めながらそれに巻き込まれていく展開でしたが、その決着に隠されたもうひとつの真相と粋な計らいはなかなか悪くない結末でした。

  • ぐっち

    迷った先で幸運を見つける「迷呪」持ちのヒロイン。親も家族も知らず育ったが、自分にそっくりな妃が行方不明になり、囮として後宮に入ることに…。特技でありコンプレックスである「迷呪」をきっかけに話が動いていくのもよいし、ラストに救いがあるのも良かった。

  • 栗山いなり

    孤児であった女性が後宮にてとある事件の真相解明に挑む中華ファンタジー小説。中華時代劇ファンタジーではあるんだけどどこかミステリー小説の色を感じた作品にして、明かされた真相が結構ドロドロに感じる作品だった。それだけにあの終わり方は救いだったかも

  • すがはら

    自分とよく似た顔をした行方不明の寵姫を探すために後宮に連れてこられたヒロイン。きっと本当は高貴な生まれなのだろう、後宮で皇帝に気に入られるんだろう、なんて予想してたけど、皇帝も美麗な幽鬼も長いことヒロインには冷たくて。意外と純粋に謎解きっぽいなと思って読んでいたら、終盤の種明かしでの悲惨な過去話と怒涛の感情の吐露合戦に若干混乱しました。生まれた頃から完全に世間と隔絶された環境で育ってきて、誰もその出自を知らないのなら、そんなに思い詰めなくても良かろうに。特にお兄ちゃん。姉妹だけでも先へ進めて良かったです。

  • フキノトウ

    後宮で寵妃が消えた。高官の明真は、迷呪持ちの孤児・凛舲を下級妃として送り込む。謎解き要素が強くとても面白かったです。巻頭には見取り図があったりとても分かりやすい。凛舲が善良で、その彼女に接して明真の心が揺れる様も読んでいて楽しかったポイント。おすすめです。

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