Product Details
ISBN 10 : 4121021568
Content Description
平安時代の婚姻制度は法的に一夫一妻制であり、正妻とそれ以外の女性たちとの間には立場・社会的待遇に大きな差があった。恋愛譚としての『源氏物語』は、正妻の座をめぐる葛藤がストーリー展開の要となっており、婚姻制度への正確な理解を踏まえてこそ、はじめて紫の上、明石の君ら、作中人物の心情を深く味わうことができる。一夫一妻制をキーワードに『源氏物語』の構想を読み解く、かつてない試み。
目次 : 第1章 平安時代の婚姻制度―『源氏物語』理解のために/ 第2章 婚姻制度と恋愛物語の型―母親の立場による物語構想の制約/ 第3章 光源氏をめぐる女性たち―若紫との新枕まで/ 第4章 明石の君―紫の上を守るための構想/ 第5章 藤裏葉巻の源氏と紫の上―准太上天皇と輦車の宣旨/ 第6章 第二部の婚姻関係―正妻女三宮と紫の上
【著者紹介】
工藤重矩 : 1946(昭和21)年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。福岡教育大学教授を経て、福岡教育大学名誉教授、福岡女子大学客員教授。博士(文学、九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2024/10/14 (月)
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