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キマイラ文語 現代短歌社新書

川本千栄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865343915
ISBN 10 : 4865343911
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あや

    短歌の文語と口語について。引用されている短歌だけを読んでも面白い。個人的には河野裕子さんの作品を引用した章、俵万智さんと米川千嘉子さんの作品を引用した章が面白かった。文語で短歌を詠まれる方として私にとっては紀野恵さんの存在が大きいのだけれど、紀野さんについてはそれほど記述はなかった。

  • 双海(ふたみ)

    明治の和歌革新運動によって短歌は文語/口語のキマイラとなった。その100年後、SNSの普及が短歌の口語化に第二のパラダイムシフトをもたらした。言葉は変化し続け、今日の口語は、明日には古びた文語となる宿命にある。著者は本書を通じて、こう提言する――。 もうやめませんか?「文語/口語」の線引き。

  • のりたま

    正岡子規は和歌の言葉について「用語は雅語、俗語、漢語、洋語必要次第用うるつもりに候」といった。現代にまで続いているこの短歌における特有の文語を、本書では「古語と現代語のミックス語」、キマイラ文語という。歌壇では文語と口語に関する論争が絶えないが、キマイラ文語という捉え方をすれば文語と口語の区別は不毛であろう。短歌・俳句とは異なり、漢詩は典拠のある伝統的な詩語しか許さないが、実作者は激減している。もし短歌も文語と口語の不毛な線引きに拘泥するようになれば、敷居の高い文芸として敬遠されるだろう。

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