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西洋政治思想史 岩波テキストブックス

川出良枝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000289078
ISBN 10 : 4000289071
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

正義、自由、富、権力、性など、政治について考えるうえで重要な16のテーマについて、時代横断的に諸思想を概観する。それぞれのテーマについて論点を整理するとともに思想の流れを浮かび上がらせ、現代の問題への分析視座を探る。西洋政治思想史という学問分野への入門書であるとともに、隣接諸領域を学ぶ人々の参考書として、さらには広く市民の「教養形成」のためのテキストとして好適。事項・人名・書名索引、参考文献一覧、西洋政治思想史年表を付す。

目次 : 西洋政治思想史とは何か/ 統治の諸形態/ 法の支配1―古代・中世/ キリスト教の衝撃/ 政治と性1―古代ギリシアとキリスト教/ 権力/ 富と所有/ 迫害と寛容/ 権力批判の論理/ 公共の利益/ 政治とレトリック/ 共同体から個人へ/ 法の支配2―近代・現代/ 参加と統合/ 社会的連帯の基礎/ 政治と性2―ルネッサンスから近代へ/ 政治と教育/ 正義と善/ 政治と歴史

【著者紹介】
川出良枝 : 1959年生。1994年東京大学法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。放送大学、東京都立大学を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。政治思想史・政治理論

山岡龍一 : 1963年生。1997年ロンドン大学(LSE)Ph.D取得。現在、放送大学教授。政治思想史・政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • (haro-n)

    西洋政治思想史の対象や方法論についての概説と、本書の視座と目的を丁寧に説明する。西洋・政治・哲学と歴史・古典の各概念とその最近の変化(揺らぎ)にも触れているため、改めて現代の日本で西洋政治思想史を学び直す意義を納得することができた。本書は、権力、富と所有、教育等の各主題と政治との関係の章別編成(全19章)が新しいらしい。内容は下記の理由でオーソドックスだが、現代の政治体制の問題を考える意識付けとなる。ヘーゲルの歴史哲学、法の支配、権力、迫害と寛容等の主題が個人的に興味深い。参考文献も充実、掘り下げたい。

  • Haruka Fukuhara

    伊藤洋一先生と川出良枝先生の演習に参加できたのはなかなかいい思い出。この本をパラパラ捲っていて懐かしく思い出しました。教科書っぽさが薄くていい本だと思います。

  • Ra

    川出先生の「政治学史」の指定教科書。ロックとモンテスキューの研究者の共著。自由民主主義の再検討を通底する関心として、時系列ではなくテーマ別に数名の哲学者をpickupして論じるスタイル。現代における評価の更新がいくつかあるのが良い。来学期受講するので、また読む。

  • 白義

    法や性、レトリックなど多彩なテーマから個々に歴史上の政治思想に光を当てる、独特だの構成が入門には最適なテキスト。それぞれの問題を過去の思想家がどう考え、それがいかに現代に繋がっているかが分かりやすく書かれていて、興味のある章だけを読んで考えを整理するにも使える。参考文献欄も長め。今回はレトリックの章のイソクラテスの部分が示唆に富んだ。放送大学の教材の新版だけど、一般人が教養としての政治思想を学ぶ上でも資するところ大だと思う

  • Moloko

    時代ごとではなく、「正義」や「公共の利益」や「国家」などのテーマごとに分けていて、それぞれの学者の深い主張まで取り上げられていて、なかなか面白い。また、単純化された学説理解ではなく、複合的で多面的な学説の紹介に努めていて勉強になった。(ただ、ハイエクをリバタリアニズムの仲間に置くのは違うと思うが)

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