Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ゆたか

  読了日：2014/09/22

  政治過程論の中でも政党・選挙に重点を置くのが本書の特徴。この二つを扱うのは、表紙から分かるが、「政党と選挙を抜きにして、現代民主主義のしくみについて学ぶことは不可能である」からだ。連立政権に言及がなされる第11章が本書の白眉か。同様の題材について詳しく書かれているのは『連合政治』(篠原一編84年)位しか知らない。あの本の質には疑いの余地が無いものの、情報の古さは否めない。他方、本書では90年代以降の研究も反映している。しかし、政党のイデオロギー的立ち位置をどのようにモデル化するのか、依然よく分からない。

• SON_SC

  読了日：2025/08/12

  「新版」の刊行は2011年4月なのでその時点の表題の内容の大学レベルの教科書ということになる。19世紀の西欧政党政治の勃興から "刊行当時の" 現代日本の分析をもカバーしており、普遍的に通用する学説も多く紹介されているが、やはり「現代」については隔世の感が否めない。（「民主党政権成立で二大政党制が根付いていくかも」「今後 "ネット選挙" が始まろうか」という時代で、'25年現在から思えばまだ平和な時代だった） その点を除けば、内容は非文系卒の初学者にもわかりやすく、有意義なものだと感じた。

• 中将(予備役)

  読了日：2019/07/14

  選挙前に政党や選挙のことを考えようと読んでみた。投票行動や政党のシステム、連立形勢などが一冊に纏められていた。読みやすかったが私の場合流してしまっている情報も多そう。一章毎はさほど長くなく、全体を通して読むと各章が現実の政治で関連していることが感じられた。コラムも豊富だった。

• えむ

  読了日：2017/03/07

  政党研究と選挙研究の基本的な教科書。平易でバランスが良く、アルマシリーズらしい1冊だが、内容に若干の古さを感じてしまった。

• Moloko

  読了日：2015/07/04

  再読したが、公務員試験対策の補助としては使えるかもしれない。大学の試験対策用には丁度いいかもしれない

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