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植物の体の中では何が起こっているのか

嶋田幸久

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860644222
ISBN 10 : 4860644220
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

光のエネルギーをどう使うか。どのように環境を感知しているのか。発芽するタイミングは何によって決まるのか。花を咲かせるエレガントなしくみとは。なぜ紅葉して葉を落とすのか。植物たちの生きるしくみを見ると、まるで頭を使って考えているかのようなことが見事に起きている。

目次 : 序章 動かない植物が見せる驚異の力/ 1章 光合成―太陽の力を生きる力に変える仕組み/ 2章 環境応答―生まれた場所で生き抜くための仕組み/ 3章 植物ホルモン―植物の成長を左右するカギ/ 4章 生活環―動かない植物が送る激動の一生/ 5章 呼吸と代謝―植物の起源のナゾに迫る

【著者紹介】
嶋田幸久 : 1986年、京都大学理学部卒業。1997年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。協和発酵工業研究員、理化学研究所チームリーダーなどを経て、2010年より横浜市立大学木原生物学研究所教授。専門は植物生理学、研究分野は植物ホルモン(オーキシン)、環境応答、植物ゲノム科学など

萱原正嗣 : 1976年生まれ。フリーランスのライター・編集者。大学卒業後、通信企業・コンピュータ企業での勤務を経て出版・編集の世界に。主に書籍の制作やインタビュー記事などを手掛ける。人文系から自然科学まで幅広いテーマを扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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植物の基本的な知識を得たい人向け。植物入...

投稿日:2021/03/09 (火)

植物の基本的な知識を得たい人向け。植物入門書を探している人や、学生時代の授業を思したい人に打って付けかと思います。

しち さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 図書館本。動かない植物の生きざまをまとめた本。手に取った時は厚さにたじろいだけど、意外と読みやすかった。化学式や物質名の難解さはとにかく。動き回らない植物はその分体の中で様々な物質を巡らせて細胞を太らせ変化させエネルギーを作っている。最善のタイミングで目を出すことから始まり、その命を次につなぐ(種を作り飛ばす)まで、偶然とは思えないよく出来た仕組みを駆使して生きている。あぁ、植物も生き物なんだな、と思った。

  • GASHOW

    人間の脳内にはストレスホルモンがあって、その物質がこのように作用して・・・。というくらい植物の体内の物質のことがわかっている。一般向けにやさしく書かれているようだが、専門性が高い。先月「植物は動物が自分の世話をしてくれていることがわかっている。誰だかは認識していないが。」というくらい解説していた本があったが、この本は植物のメカニズムを語っていてそれが人間には頭があるように見えることを教えてくれる。

  • カエル子

    まあまあお手上げ笑。高校で生物を履修してないからな(履修してた物理もぜんぜん覚えてないが笑)。それでも、植物には重力を感知する力が備わっているから茎や根を伸ばせるとか、この重力屈性に変異を起こすことで枝垂れ桜がつくられたとか、葉の表と裏で葉肉細胞の並び方が違うのは光合成を効率よく行うためだとか、休眠と休眠打破を制御する植物ホルモンの作用で種は適切なタイミングで発芽できるとか、自信を持って理解したと言えるのはこのくらいだな(少なっ笑)。

  • えぬ

    非常にわかりやすいが、物足りない人もいるかもしれない。高校の教科書レベルの話を丁寧に、わかりやすく説明されている。超える内容もところどころあるが大きく超えていないので、高校生の生物選択者には予習にも復習にも、またその少し上まで学ぼうと思う人にもいい本

  • アリョーシャ

    高校生物レベルの光合成の話から始まるが、近年の研究である植物ホルモンの話題が全体の半分以上を占める。植物の発芽、成長、花成、結実、枯死まで、最新の研究成果を織り込みながら語り尽くされる。花を開くだけでも、そこには植物の工夫があるのだと思うと、目の前の植物が愛おしく思えてくる。

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