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少女小説を知るための100冊 星海社新書

嵯峨景子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065303085
ISBN 10 : 4065303087
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

「少女小説」は100年以上に及ぶ歴史を持つジャンルで、明治から令和まで形を変えながら書かれ/読まれてきました。吉屋信子『花物語』の登場から、戦後の空前の少女小説ブーム、そしてコバルト文庫や講談社X文庫ティーンズハートの創刊と隆盛を経て、現在のライトノベルやライト文芸、ウェブ小説の領域にまでそのエッセンスは多彩に広がりつつあります。そんな少女小説の歴史を辿るため、本書は100の名作を厳選しご案内。さらにその100作品のみならず、少女小説の世界へ深く誘う“併読のススメ”も加え、総計300作品以上の少女小説をご紹介します。あなたのなかの「少女」のための世界へ、この本と一緒に踏み出しましょう!

目次 : 1 草創期〜1970年代(フランシス・ホジソン・バーネット『小公女』/ ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』 ほか)/ 2 1970年代末〜1980年代(若桜木虔(監修=西崎義展)『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』/ 編=風見潤『たんぽぽ娘 海外ロマンチックSF傑作選2』 ほか)/ 3 1990年代(北原なおみ“ホームズ君は恋探偵”/ 桑原水菜“炎の蜃気楼” ほか)/ 4 2000年代(喬林知“まるマ”(『今日からまるマのつく自由業!』)/ Yoshi“Deep Love” ほか)/ 5 2010年代〜2020年代(嬉野君“金星特急”/ 三川みり“シュガーアップル・フェアリーテイル”(『銀砂糖師と黒の妖精』) ほか)

【著者紹介】
嵯峨景子 : ライター・書評家。1979年、北海道札幌生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。研究職に従事後、ライターに転身し、学究領域であった近代から現代に至る少女小説・少女文化を主軸に、出版メディア関連やポップカルチャーまで幅広い分野の執筆活動を行っている。コバルト文庫を中心に現代少女小説レーベルとその読者の動向を丹念に追った『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社)で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 美紀ちゃん

    情報量が多い! 素敵。 読みたい本が増えてしまう。 小公女、若草物語、赤毛のアンから現代のライトノベル系の本まで。 様々な少女小説の解説が! すごい。 何度も再読したい本。

  • よっち

    明治から令和まで形を変えながら書かれ/読まれてきた少女小説。その歴史を辿るため、100の名作を厳選し、〈併読のススメ〉も加え、総計300作品以上の少女小説を紹介する一冊。吉屋信子『花物語』登場から、戦後の少女小説ブーム、コバルト文庫やX文庫の創刊と隆盛を経て、ライトノベルやライト文芸、ウェブ小説の領域にまで、その時代やレーベルを代表する作品を紹介してゆくスタイルで、生まれる前に刊行されていた最初の1/4は流石に未知の領域でしたが、そういえばこんな作品あったなといろいろ過去の記憶を掘り起こされる1冊でした。

  • ダージリン

    100冊とあるけれど、併読のススメでそれぞれ1冊以上すすめて下さっているので200冊以上載っています!有名どころの作品はもちろん、年代的な背景や流行も語られて読みごたえありですね。1冊ごと丁寧な解説なので未読本にも興味が〜!紹介されている本の半分は既読かもしれない私だけど、シリーズ途中からの積読も多い。読まねば(笑)。

  • M H

    少女小説といえば「赤毛のアン」とか「小公女」だよねっ、というせまーい認識なので現在までの流れを説明しつつ100冊紹介してくれる本書はありがたかった。最近はウェブ小説からの単行本化があったり、読者が高齢化していたり、レーベルの廃止・立ち上げも知らない間にたくさん。本屋で探す自信がない(笑)いつの間にコバルト文庫の紙媒体刊行が停止してたのもびっくり。紹介されている作品は面白そうなんだけどこの早い流れについていけない…という悲しい感想。実際、入手が難しい作品も多いそうだ。労作。

  • nono

    図書館本。長い歴史の少女小説を時代順に紐解き、出版業界の流れと共に100冊のあらすじやガイド、併読のススメと盛り沢山に紹介。既読の本の紹介に頷き、懐かしい本に歓喜し、紙本から撤退しつつある現状に寂しい想いを抱える。本の紹介に留まらず出版業界の傾向まで楽しめる一冊でした。

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