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コバルト文庫で辿る少女小説変遷史(仮)

嵯峨景子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779122750
ISBN 10 : 4779122759
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan

Content Description

『小説ジュニア』から40周年記念まで。「コバルト50年史」チャート!ティーンズハートやビーンズ文庫も!少女小説レーベルの歴史が一目でわかる「各レーベル刊行時期の比較」チャート付き!「読者投稿欄」にも言及。

目次 : 第1章 『小説ジュニア』から『Cobalt』へ(少女小説前史―戦前期から戦後概略/ 一九六〇年代のジュニア小説とその書き手たち/ 氷室冴子の登場と若手作家たちの活躍/ 『小説ジュニア』から『Cobalt』への転換)/ 第2章 一九八〇年代と少女小説ブーム(『Cobalt』とコバルト文庫にみる少女小説家プロモーション/ 講談社X文庫ティーンズハートの創刊と読者層の拡張/ 拡大する少女小説マーケット/ 学園ラブコメからファンタジーへ コバルト文庫の新たな世代の書き手たち)/ 第3章 ファンタジーの隆盛と多様化する九〇年代(ファンタジー小説の流行/ 少女小説レーベルのなかのBL/ 九〇年代の世相と少女小説の動向/ 九〇年代的コバルト読者共同体)/ 第4章 二〇〇〇年代半ばまでの少女小説(角川ビーンズ文庫の創刊とその躍進/ 『マリア様がみてる』と『伯爵と妖精』―ゼロ年代前半のコバルト文庫とヒット作/ 少女小説における学園小説の衰退と読者層の変化)/ 第5章 二〇〇六年から現在までの少女小説(二〇〇六年前後の少女小説レーベルの再編成/ 少女小説ジャンルのなかの「姫嫁」作品の増加/ ネット発コンテンツと少女小説 ボカロ小説とウェブ小説の動向/ ライト文芸と少女小説/ 少女小説の未来へ)

【著者紹介】
嵯峨景子 : 1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門は社会学、文化研究。現在明治学院大学非常勤講師、文化学園大学文化ファッション研究機構共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あーさん☆今年こそ!断捨離!約8000冊をメルカリでちびちび売り出し中!(`・ω・´)ゞ

    もう著者が只々ヲタクであります!( ̄― ̄٥)

  • さつき

    1966年から最近までの少女小説の変遷についてまとめた作品。10代の頃夢中で読んだ作家さんの名前、タイトルがたくさん登場し懐かしかったです。もっとも、とても長い期間を対象に論じられているので、自分がよく読んでいた時期以外は知識が追いついていかない部分もありました。岩井志麻子さん、角田光代さんがコバルト出身とは知らなかったです。

  • ままこ

    氷室冴子さんをはじめ懐かしい作家さんの名前がずらり、中高生の頃夢中で読んだ記憶が蘇る。コバルト文庫以外にも少女小説レーベルに関して時代によってどういうものが流行っていたかを研究論文の様にみっちり書かれていた一冊だった。

  • Moemi

    表紙の本棚と積読本たちが素敵です♡中学高校はビーンズ文庫とコバルト文庫をたくさん読んでいたので、4章5章はリアルタイムで読んでいた世代として楽しめました。ビーンズ文庫の「彩雲国物語」「まるマ」「少年陰陽師」の三大ヒット作品と身代わり伯爵は当然読んだことがありますが、『シュガーアップル・フェアリーテイル』は未読なのでこれから読んでみたいと思いました。コバルト文庫の『伯爵と妖精』『風の王国』『ヴィクトリアン・ローズテーラー』も途中から読んでいないので、続きを読まなくては…。続きます→

  • よっち

    雑誌コバルトの前身小説ジュニアから、WebマガジンCobaltまでの時代を追い、各時代の読者と「少女小説」の移り変わりを徹底追跡した一冊。コバルト文庫だけでなくX文庫やその他レーベルの変遷なども交えつつその歴史が語られていて、若木未生・前田珠子・桑原水菜あたりが活躍していた頃にがっつり影響を受けた覚えがある自分には、懐かしさとその後の推移になるほどなあという思いで興味深く読めました。書影があるともっとイメージしやすかったかもですが、それでもこれだけのボリュームをコンパクトにまとめていてとても良かったです。

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