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読み手に伝わる公用文 「やさしい日本語」の視点から

岩田一成

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784469213584
ISBN 10 : 4469213586
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan

Content Description

読み手のことを考えていますか?何を言っているのかわからない。そもそも読む気がしない。困った文書の実例を見ながら、なぜ公用文が難解になるのか、どうすればわかりやすく書けるのかを一緒に考えましょう!

目次 : 外来語:ルー大柴じゃないんだから/ 長い文章:そもそも読む気がしない/ 対象者と文章の機能:「誰に」「何を」伝えたいの?/ 間接的な説明:意図が伝わってこない/ 外堀埋めたて構造:核心は言わない/ お役所目線型:視点は市民側になっていますか?/ 紋切り型の表現:読み飛ばしてもオッケー/ 法律文の借用:硬いです/ 専門用語:用語への強いこだわり/ 定義:用語は効果的に示す/ ネチケット:ウェブのしくみを考えて/ 整理整頓不全:見せ方を考えて

【著者紹介】
岩田一成 : 1974年滋賀県彦根市生まれ。大阪大学言語文化研究科博士後期課程修了。国際交流基金日本語国際センター、広島市立大学国際学部を経て、聖心女子大学准教授。自治体で公用文執筆の手伝いをし、また職員向けの「やさしい日本語」講座を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Keiko Yamamoto

    注意喚起のための文章に必要なこと 1.内在性:現状はどうなっているか。 2.インパクト 3.提案 4.解決策(解決可能性) やさしい日本語で 1.一文を短く 2.形容詞をできるだけ省く 3.漢語をやさしい日本語になおす 4.主述一致 その文を読む人はだれか? その人に伝えたいことは何か? その人がすでに知っていることは何か? を常に考えること。

  • たろーたん

    文章がなぜ分かりにくくなるのか。一番の原因は長いこと。A4で版面率(文字が書かれている面が占める割合)は65%が目安。長い文章のタイプは贅肉肥大型と詳細叙述型がある。どちらも解決するには「内在性」「インパクト」「提案」「解決可能性」を提示し、A4サイズ1ページぐらいで収めること。例えば「熱中症:毎年○○市では7〜8月に熱中症にかかる人が〇人以上います(内在性)。熱中症は死に至ります(インパクト)。水分をこまめにとりましょう(提案)。水分をこまめにとれば熱中症の〇%が防げます(解決可能性)」である。(続)

  • shinome

    気軽にとった本書は国や自治体職員さん向けでした。硬い装丁デザインの割にゆるい愛あるディスりで「あるある!」と吹き出しながら読みました。職員さんの教科書にしてほしい。改めて相手がいる文章の書き方を考えさせられました。良い本でした。 例) ・長い文章は読む気がしない ・伝えたいことはA41枚に収める ・提案は無茶ぶり論外、情報の大枠だけ捉えて文章化 ・対象者を絞る ・公用文は難解なぜ?国語教育の問題?職員の防衛本能?難解な文章を読むことが教養?公用文は硬いべき? ・公用文が難解で日本に暮らす外国人が非常に大変

  • ニャンtel inside

    公用文はなぜ読みにくいのか。分析し説明をしてくれる本です。肌感覚として分かっていることを、明文化してくれた感じですね。練習問題がいくつか載っていますが、解答はないのでご注意を。副題に やさしい日本語とありますが、簡単な説明のみです。やさしい日本語が何か知ってから読むことをお勧めします。

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