岡田淳(児童文学作家)

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びりっかすの神さま

岡田淳(児童文学作家)

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784036394609
ISBN 10 : 4036394606
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1988
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Jun Okada ,  

Customer Reviews

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子どもに序列をつけて頑張らせる方針の担任...

投稿日:2021/04/20 (火)

子どもに序列をつけて頑張らせる方針の担任がいるクラスに、転校してきたハジメ君が主人公のお話。そのクラスでは、ビリになるとびりっかすの神様を見ることができ、びりっかす同士では言葉を発せずに心で会話できる(テレパシー?)。そのため、みんなでビリになろうという計画が進んで行くのだが、仲間が増えて行く過程は感動的ですね。子どもに読み聞かせていて、私がウルウルしてしまって読めなくなり、しばしば中断していました。子ども向けでも、子供だましではない本格的な内容。単なるエンターテイメントとしても楽しめますが、岡田淳さんの本らしく、「頑張れ」と言われても嫌な頑張れと嫌じゃない頑張れがあるぞ、とか、ハンディキャップのある子にわざと負けてあげるのが思いやりか?、など哲学的な要素があちこちに入っています。岡田淳さんの著作のなかでも名作の一つでしょう。小学生から大人までお勧め。

5656にゃんにゃん さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC

    本気で取り組む≠一番になる、ということに気が付いた四年一組のみんな。

  • chiaki

    子どもたちの競争心を掻き立たせて学習へのモチベーションを上げさせようとする始の担任の市田先生。成績順に座席を決めたり、出来ない子どもにはフォローする訳でもなく、ただひたすらに「がんばれ」と投げ掛けるやり方に疑問を感じながら読み進めました。びりっかすの神様は、そんな始のクラスでビリの子だけに見える神様。やがて、びりっかすの神様を見るためにクラス全体に広がる絆。その絆が、競争とは何たるかを考えるきっかけに。一番になることより大切なことについて気付きを与えてくれる一冊。⎯⎯本気で、走れよ。

  • Lee Dragon

    児童文学というのは子供向けの本だ。しかし、本当に面白いものは大人が読んでも面白い。 資本主義や社会主義についての話にもとらあることができるが、わざと手を抜いて相手に勝たせることが本当の意味での思いやりなのかという深いテーマとなっている。勝つという事は負けた相手に屈辱を与えるという事を肝に命じて努力をするべきだなと思った。

  • るんるん

    ひとに勝つことが頑張るってこと・・お父さんの口癖に疑問を感じていたお母さんの言葉が、はじめくんを揺さぶります。勉強やスポーツへのやる気を維持していくのって難しいけれど勝つことだけが目的になってしまうと人の気持ちってどうなるのかな。子どもたちは、生まれ持った能力に違いがあることにも気付いています。がんばることや競争に意味を見いだせるのか。みんなで乗りこえる体育祭のリレーがとても爽やか。やっぱり、がんばるって素敵なことです。

  • ステビア

    良かった!びりっかすさんと友達になりたい。オチに感心。

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