岡田淳(児童文学作家)

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ぬまばあさんのうた

岡田淳(児童文学作家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652006184
ISBN 10 : 4652006187
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Jun Okada ,  

Content Description

美しい夕焼けのある日、湖の対岸に赤い不思議な光を見たふたごは、スキッパーと一緒にその正体を探しに行く。それは大きな赤い宝石だった。ところが、湖から鳥が現れて…。湖に住む水の精の悲しく優しい伝説。

【著者紹介】
岡田淳 : 1947年兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科を卒業、西宮市内で教師をつとめる。1981年『放課後の時間割』で日本児童文学者協会新人賞。1984年『雨やどりはすべり台の下で』で産経児童出版文化賞。1987年『学校ウサギをつかまえろ』で日本児童文学者協会賞。1988年『扉のむこうの物語』で赤い鳥文学賞。1991年『星モグラサンジの伝説』でサンケイ児童出版文化賞推薦。1995年「こそあどの森の物語」1〜3の三作品で野間児童文芸賞。1998年「こそあどの森の物語」1〜3の三作品が国際アンデルセン賞オナーリストに選定される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる

    シリーズ8冊目。湖に出現する水路。ヨットでたどりつく三人組(もちろんスキッパーとふたご)が、「ぬまばあさん」を恐れながらも、本当の思いを知って、望みをかなえることに。住人の少ないこそあどの森に、そういう伝説があったこと、水の精の大きな魚に、森の過ごしてきた時間の層の厚さを感じる。冒頭のバーバさんの手紙がどのように生かされるのかと思ったら……でした。

  • カール

    こそあどの森にすむ人たちの始めのエピソード。ばらばらのようなのに、最後に繋がっていく構成は読んでいてお見事。初めは怖いお話なのかなと思っていたら、ぬまばあさんにあんな悲しい過去があったなんて。人は自然と繋がっているし、生かされているんですね。

  • るんるん

    湖や土地に名前に、過去の息づかいが聞こえる。昔、誰かがつけた呼び名は今も受け継がれ、声となり音となり、あらゆる命は生まれ変わる。「いただきます」あらためていい言葉だな、と思う。

  • くぅ

    こそあどの森、巻が進むたびに神話感が増してきて面白い。今作も双子に巻き込まれ、ぬまばあさんに捕まり煮て食べられる話かと思いきや…。ちゃんと最初のバーバさんからの手紙が効いてる。考えてみたら一番哀しく恐ろしい思いをしながら耐えていたのは"ぬまばあさん"だったというね。そして、ぬまばあさんのうた、病みつきになる。是非双子にフシをつけて歌ってほしい!

  • 七月せら

    真っ赤な宝石のように空を彩る夕焼けの色がまぶたの裏いっぱい。年に幾度とない見事な夕焼けは胸躍る冒険の予感であり、穏やかな日常の一幕でもある。スキッパーや双子たちのした不思議な探検の1日と大人たちのまったり釣り日和の1日がゆるやかに重なって奏でるハーモニーは、遠い昔から人びとに寄り添ってきたこそあどの森だから「きく」ことができるのだと思います。

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