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ISBN 10 : 4334044360
Content Description
死に至る病とは絶望のことである、と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。絶望とは、神を信じられないことを意味した。だが今日、死に至る病の正体は、「親の愛さえも信じられない」こと、つまり「愛着障害」にほかならない―。豊かになったはずの社会で、生きづらさを抱える人が増え続けるのはなぜか。心も身体も苦しく、死んでしまいたいと思う人が増え続けている理由は。現代に突如現れた、治療困難な数々の障害の背景にある、共通の原因とは。「愛されず、愛せなくなった」社会、「世話をしなくなった」社会で、生きる意味を見出す術はあるのか。ベストセラー『愛着障害』の著者が、渾身の思いを込めて、今、我々が直面する「生存を支える仕組みそのものの危機」を訴える。
目次 : はじめに―死に至る病とは、愛着障害のことである/ 第1章 現代人は、なぜ幸福になれないのか/ 第2章 「現代の奇病」と、生きづらさの根本原因/ 第3章 生命をつなぐ仕組み、愛着/ 第4章 オキシトシン系の異常と、愛着関連障害/ 第5章 愛着障害の深刻化と、その背景/ 第6章 「大人の発達障害」にひそむ愛着障害/ 第7章 「死に至る病」からの回復
【著者紹介】
岡田尊司著 : 1960年香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学文学部哲学科中退、京都大学医学部卒、同大学院にて研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院などで困難な課題を抱えた若者に向かい合う。現在、岡田クリニック院長(枚方市)。日本心理教育センター顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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