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江戸東京の聖地を歩く ちくま新書

岡本亮輔

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480069511
ISBN 10 : 4480069518
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸東京ほど多種多様な聖地が数多く累積している都市は世界にも類を見ない。江戸以来の歴史と世界最大規模の人口ゆえに、文化的密度が高く、そこで作られる物語も重層的で、伝播が速く、そして強い。その強度が聖地を生み出し続けているのだ。寺社をはじめ記念碑・慰霊碑、銅像、墓地、山や塚、木や石、塔・タワーなど、よく知られた聖地から、忘れられた聖地まで―新進気鋭の宗教学者が江戸東京の歴史と物語を、記録と記憶の深みから掘り起こし、その魅力をあまねく紹介する。

目次 : はじめに 物語都市・江戸東京の魅力/ 序章 流動する聖地/ 第1章 アニミズムの聖地―世界的大都市における自然崇拝/ 第2章 ビルのはざまの聖地/ 第3章 重なり合う聖地―江戸・帝都・東京の多層性/ 第4章 慰霊と追悼の聖地/ 第5章 流行神の聖地/ 第6章 フィクションが作り出す聖地/ 第7章 塔と聖地/ 終章 物語の強度が生み出す聖地

【著者紹介】
岡本亮輔 : 1979年東京生まれ。立命館大学文学部哲学科卒業、筑波大学大学院人文社会科学研究科修了。博士(文学)。現在、北海道大学メディア・コミュニケーション研究院准教授。専門は宗教学、観光社会学。著書『聖地と祈りの宗教社会学』(春風社)2012年、日本宗教学会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    場所は物語を孕み、物語を孕んだ場所は聖地となる。というわけで東京の物語を孕んだ場所を巡る一冊。地理には拘らず、テーマごとに聖地を選んでいる為、思いもよらないような繋がりがあって面白い。東京の中のアニミズムとか、江戸との時間的連続性、慰霊と追悼とか流行神とか章立ても豊富で、読んでいて興味の湧かない部分が無いほど。お岩稲荷の由来とか露伴と五重塔とか文学関係も多く、その点でも楽しむ事が出来た。都会故に消え去るのが早いものも多いのだろうけど、今現在まで残るものはやはり確固とした物語を持ったものが多いのであるな。

  • ピンガペンギン

    図書館。2017年刊行。東京の東側中心に聖地論から考える本で、読みやすい。最近読んだ漫画で彰義隊のことが出ていたので、そこから読んだ。上野戦争は1868年7月4日のこと。円通寺の仏磨和尚が斬首覚悟で彰義隊士の供養をした。また、神前結婚式は100年位の歴史で、当時は費用が安く1時間で終わるという事で好意的に受け入れられてひろまった。P204東京大神宮の現在のパワースポット化は、当時最新流行だった神前結婚式の流行と重なる現象。

  • 多喜夢

    平将門は神田明神の祭神を110年間も外されていたこと。1984年に110年ぶりに復帰したこと。知らなかった。子供の頃、祖母にあのお稲荷さんは祟るよと脅されていたことを思い出した。

  • 本命@ふまにたす

    東京に点在する「聖地」について、物語聖地論の立場から論じる。理論的な考察はあまり前面にでてくることはないが、多数の「聖地」が紹介されていて、実際に訪問するきっかけにもなりそうな一冊。

  • ごいんきょ

    東京の観光案内、聖地篇というところでしょうか。 聖地には夫々物語が有ります。その物語の中身が聖地たる所以。江戸の歴史は面白いです。

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