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ISBN 10 : 4786800848
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目次 : 岡本かの子(かろきねたみ/ 東海道五十三次/ 老妓抄/ 雛妓/ 仏教読本(抄))/ 上村松園(青眉抄(抄))
【著者紹介】
岡本かの子 : 明治22年、東京に生れる。兄の大貫晶川、その友人谷崎潤一郎の感化で文学への眼を開かれ、初めは与謝野晶子に師事して短歌に早熟の才を示した。大正元年に処女歌集「かろきねたみ」を刊行の前後から宗教への関心を深めていくなかで続けられた作歌は、昭和4年の「わが最終歌終」に至る。昭和11年「鶴は病みき」で小説家としての新たな出立を遂げ、その後「母子叙情」「老妓抄」をはじめとする力作を次々に世に問うて、短時日に文壇に確乎たる地歩を築いた活動は、昭和の文学史上に偉観をなした。昭和14年に歿するが、豊饒で、大河の滔々と流れるような情感の漂う作風は、遺作の「生々流転」「女体開顕」等に一貫する
上村松園 : 明治8年、京都府に生れる。幼少時から絵を好み、十二歳で京都府画学校に入学するとともに四条派の鈴木松年に師事し、その後幸野楳嶺、次いで竹内栖鳳に学んだ。早くから現れた天賦の画才は、明治33年の「花ざかり」に華かに開花し、京風俗を写すなかで美人画のジャンルを拓く。大正7年の「焔」、昭和11年の「序の舞」、同13年の「砧」等、女性の美に対する理想や憧憬を描き出して端正な彩管は、晩年において円熟の度を加え、「夕暮」あるいは「晩秋」に見る画格の高雅さは、近代日本画の女流作家として他に並ぶものがない。昭和18年に「青眉抄」(六合書院刊)。同23年、女性として初めて文化勲章を受章し、翌24年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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