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物理学の誕生 山本義隆自選論集I ちくま学芸文庫

山本義隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480512611
ISBN 10 : 4480512616
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

物理学/物理学史に関する論文・講演原稿・書評などを集成、全二巻として刊行する。本書では、古代から近代にかけての自然像の変遷を中心にたどる。

【著者紹介】
山本義隆 : 1941年、大阪府生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院博士課程中退。科学史家、駿台予備学校物理科講師、元東大闘争全学共闘会議代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    圧倒的名著である「磁力と重力の発見」「十六世紀文化革命」「世界の見方の転換」の三部作を読んだ時の震えるような興奮は忘れない。本書は、著者の母校・大手前高校での講演を中心とした編集で、山本さんの科学史観をわかりやすく満喫できる。「ケプラーの法則こそが初めての近代物理学の法則」との断言に衝撃を受けたことを思い出す。山本さんを盲目的に尊敬する私は、それ以来、遠隔力という概念の画期性を噛み締めている。本書でも、アリストテレス・プトレマイオスの宇宙論からニュートンに至る物理学の流れを通して、そのことを実感できる。

  • KAZOO

    この著者の山本義隆(東大全共闘代表)という名前は私の年代にとっては懐かしいものです。そのまま東大にいれば教授になっていたと思いますが、駿台の講師などをやり在野の研究者として素晴らしい実績をあげておられます。この本の前半はさまざまなメディアに発表された評論的なものが多くみられます。後半はご自分の母校(大阪大手前高校)で行った物理学の入門的な講演記録が収められています。話し言葉でわかりやすく私も門外漢ですが理解できました。

  • まーくん

    20年以上前の話になるが単身赴任のつれづれに図書館で借りた山本義隆著『重力と力学的世界』を読んだ(多分途中挫折)。その時は著者があの山本氏とは気づかなかった。その後、氏の著作は何冊か読んだが、名著の誉れ高い『磁力と重力の発見』以下の科学史の大作は残念ながら未読。本書は母校大阪府立大手前高校での講演をベースに、以前から考えていたという「なぜ近代科学は西欧において生まれたのか」という基本問題に対する回答のダイジェスト版、つまり『磁力と重力の発見』からの一連の著作全9冊の高校生向け要約版として、⇒

  • やいっち

    本書は、「物理学/物理学史に関する論文・講演原稿・書評などを集成、全二巻として刊行する。本書では、古代から近代にかけての自然像の変遷を中心にたどる」というもの。メインは、2017年に母校である大手前高校で行った講演「物理学の誕生」を下敷きにして加筆したものだとか。こんな講演を行うなんて、次元の違う高校だ。

  • アドソ

    『チ。—地球の運動について』の世界そのものだ。というか、『チ。』の作者はこの山本先生の話をどこかで聞いたことがあったのではないかと思わせるほどである。科学史の登場人物になったのはプトレマイオス、コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ケプラー、ガリレイ、ニュートンといったところだが、その陰には歴史に残らなかった大勢の人がいたことだろう。そんな人たちに思いを馳せながら『チ。』を見ると泣けてくる。山本先生の話をライブで聞けた駿台生や大手前高校の生徒は幸運だったな。

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