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ISBN 10 : 4334107397
Content Description
「ワンワン」「ホーホケキョ」などの動物の声や「ガタガタ」「ドッカーン」などの物音、あるいは「ひらひら」「ぐにゃぐにゃ」などの物事の状態や様子を写す言葉をオノマトペという。このオノマトペを、日本人はこよなく愛してきた歴史がある。この本では、日本人の泣く声(「おんおん」「わっ」など)や泣く様子(「ほろほろ」「さめざめ」など)、笑う声(「ワッハハ」「へへへ」など)や笑う様子(「にっこり」「にたにた」など)を表わすオノマトペに焦点をしぼり、歴史の糸を手繰り寄せる。「ウェラウェラ」「ツブツブ」「ホヤホヤ」など予想外のオノマトペが続出、そこに潜む日本人の認識の仕方や時代性まで追究する。オノマトペ研究の第一人者による、斬新な日本語の歴史。
目次 : 第1章 男が「よよ」と泣いていた―男と女の泣き声の歴史/ 第2章 男は「はらはら」女は「さめざめ」―泣く様子の歴史/ 第3章 男が「ほほ」と笑っていた―笑い声の歴史/ 第4章 戦場の「どっ」と笑い―集団の笑い声の歴史/ 第5章 「にこにこ」対「にやにや」―笑顔の歴史/ 第6章 笑い声「ゑらゑら」の系譜/ 第7章 不審な笑い声「きやうきやう」と「きうきう」/ 第8章 日本語オノマトペの力
【著者紹介】
山口仲美 : 1943年静岡県生まれ。お茶の水女子大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。文学博士。日本語学者。埼玉大学名誉教授。文化功労者。古典語から現代語までの日本語の歴史を研究。特に擬音語・擬態語の歴史的研究は高く評価されている。古典の文体研究で日本古典文学会賞や金田一京助博士記念賞、『日本語の歴史』(岩波新書)で日本エッセイスト・クラブ賞、「日本語に関する独創的な研究」で日本学賞を受賞。2008年紫綬褒章、’16年瑞宝中綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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shikashika555
読了日:2025/10/11
ぶ〜の
読了日:2025/11/22
しんえい
読了日:2025/09/07
マサ
読了日:2025/11/22
つまみ食い
読了日:2025/09/15
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