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続 日本教育学の系譜 京都学派とソヴィエト教育学

小笠原道雄

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326251445
ISBN 10 : 4326251441
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

わが国の教育学説の歴史を、「京都学派」と「マルクス主義」という二つの軸をもとに探究する。西田幾多郎・田邊元らを中心とする京都学派の哲学と、マルクス主義との多様で重層的な関係を捉えるとともに、それらを伏流とする近代日本の教育学説史・思想史を再検討する。

目次 : 日本教育学をめぐるパースペクティブの位相―京都学派とマルクス主義を軸にして見える教育学説史・思想史の形/ 第1部 戦前期の京都学派とその周辺(大正新教育のなかの西田幾多郎―ベルクソン哲学を媒介として/ 京都学派における「形成」概念の諸相と教育―西田・三木・木村を中心に/ 死者との実存協同と世代継承的公共性―田邊哲学を臨床的人間形成論として読む)/ 第2部 戦後教育学の原型(稲富榮次郎の教育哲学と現代教育学への影響=作用―ライフヒストリーにみる教育哲学会創設にいたる人間模様/ 戦後日本におけるソヴィエト教育学の受容―矢川徳光のマルクス=レーニン主義教育学を中心に)

【著者紹介】
小笠原道雄 : 1936年生まれ。現在、広島大学名誉教授、ブラウンシュバイク工科大学名誉哲学博士(Dr.phil.h.c.)

森田尚人 : 1944年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、元中央大学文学部教授

森田伸子 : 1945年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、日本女子大学名誉教授

田中毎実 : 1947年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、武庫川女子大学教育学部教授、京都大学名誉教授

矢野智司 : 1954年生まれ。京都大学教育学研究科博士課程退学。現在、佛教大学教育学部教授、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kenitirokikuti

    第II部 第五章 戦後日本におけるソヴィエト教育学の系譜 ー矢川徳光のマルクス=レーニン主義教育学を中心に(森田尚人) 〈わが国のソヴィエト教育史研究は、ごくわずかの例外を除いて、ソヴィエト史一般とほとんど接点を持つことのないままに研究が進められてきたようにみえる。〉〈だが、わが国のソヴィエト史一般の方に眼を転じてみると、こんどは逆に(広義の)教育への関心が薄いのが特徴的である。〉大戦後、アメリカを中心に、ソヴィエトを全体主義的な国家体制とする議論が強まったのに対して、日本の学会ではそこに民主主義の実現…

  • mokohei

    森田尚人論文が読み応えあった。 「何故過去の人間が特定の思想に縛られていたか」という問いの立て方はある意味で門外漢でないとやれないけど、重要だと思う。

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