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通知表をやめた。 茅ヶ崎市立香川小学校の1000日

小田智博

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784820807407
ISBN 10 : 4820807404
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「努力が必要である」が多くて自分はできないと卑下する子がいる。「十分達成している」が多くて自分はできると満足する子がいる。それは教育が本来めざす姿だろうか?評価の功罪と向き合い、第三の道の挑戦が始まった!

目次 : 第1章 通知表をやめた香川小学校のあゆみ(通知表への疑問/ 考え抜いた教師たち/ 廃止1年目の迷走 ほか)/ 第2章 通知表をやめたら何が変わったのだろう(3年担任座談会 通知表をなくして3年目の子どもたち/ 教師は「通知表廃止」をどう受け止めているか/ 「保護者アンケート」に寄せられた意見を今後に生かす ほか)/ 第3章 通知表のもつ功罪と向き合った小学校(教育評価論と通知表/ 香川小学校の取り組みの意義を理解するために/ 改革で迫られる実践レベルでの変容)

【著者紹介】
小田智博 : 共同通信社社会部記者。山口県出身。2005年に入社し、大分支局、福岡支社編集部、社会部、長野支局を経て2015年から社会部。近年は教育分野を中心に取材している

國分一哉 : 神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校長。1985年に教職に就く。算数大好きと言ってもらえるように楽しい算数を学級経営の中心に実践を重ねる。「楽しい」をキーワードに子どもたちと38年過ごす

藤本和久 : 慶應義塾大学教授。子どもの学びの姿に関心を寄せ、香川小学校はじめ、国・公立小中学校の授業研究に多数関わる。専門は教育方法学・カリキュラム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    六年生の打ち上げが昨日あり、午前様まで盛り上がりました。基本楽しかったのですが、結局あまり親しくなれないまま終わってしまった担任先生との関係については苦さが残りました。うちの娘をはじめ、何人かの子が体育をボイコットしたと聞いていましたが、まさか最低の成績がつくとは…。先生の教育方針は聞いていたので自分は「仕方ないだろうな」と思いましたが、生徒たちは「先生はうちらが嫌いだから」と受け止めているのです。ううむ。通知表、この悩ましきものよ…。もうテストなどの数値だけにしてしまうのもアリなのかもなあ。

  • katoyann

    通知表を廃止した神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校の教育実践を紹介した本。相対評価が子どもの自尊心を傷つける、という校長の考えのもと、職員会議で対話を重ね、通知表を廃止していくまでのプロセスを紹介している。また、教育方法学を専門とする学者の論稿も面白い。排他的競争を促していくと、教育の共同性が失われていくという指摘は、その通りだと思う。なお、成績表を廃止する小学校が増えているが、子どもの権利条約の主旨を考えると、権利保障に重点を置く実践と言える。

  • TAK.I

    小学校における通知表「あゆみ」を廃止した小学校の勇気ある取組が紹介されている。宿題や校則をなくした学校はあるが、成績表を無くすとは。教員の仕事放棄、保護者としても不安だ等、批判は免れない。しかし、この取組は教育界の「当たり前」に一石を投じているのは確かだ。通知表廃止=評価をしないということではない。後半の座談会と一人ひとりが思いを語る部分では、廃止の良し悪しではなく、何が子どもたちのためになるのかを述べていて共感できる。ある意味教師は「評価する」権限を持つ者だ。驕ることなく日々研鑽を積みながら働くべきだ。

  • Asakura Arata

    小生のクリニックのそばにある学校のドキュメンタリー。そういえばここ数年、クリニックを利用する香川小の人は少ないなあと思っていた。学校教諭たちと児童たちに対する校長の対応がほぼ同じであるのが良いのだと思う。日本人の子どもは、自己評価が低いというが、ひょっとして通知表のせいなのかもしれない。この試みが継続することを祈りたい。

  • 評価とはどうあるべきか。通知表という手段も生まれた当初の思いはどこかへ埋もれてしまったのだろう。だとすれば、いま我々にできることは何か。

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