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シティズンシップの教育思想

小玉重夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768479063
ISBN 10 : 4768479065
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2003
Japan

Content Description

「市民」のあり方を思考する「シティズンシップ」をキー概念として、ソクラテスから現代までの教育思想史を読み直し、混迷する教育改革論を解読。「市民」への教育を構想する画期的な教育学入門。

【著者紹介】
小玉重夫 : 1960年生まれ。東京大学法学部卒。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。慶応義塾大学教職課程センター助教授を経て、現在お茶の水女子大学文教育学部助教授。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ステビア

    議論が錯綜している。タイトルが中身を適切に表していない。

  • takao

    ふむ

  • toshiro1912

    丁度1年ぶりくらいに再読。昨年読んだ時とは比べ物にならない程知的興奮を得られた。哲学、教育、政治という3つのファクターを見事につなぎ合わせて描き出している良書。またしばらくしたら再読したい。

  • ソーシャ

    教育思想の流れを現代の問題意識からざっと眺めていく本。薄い本ですが内容は結構濃く、これからのシティズンシップ理論についての課題とアレントの「過去と未来の間」としての教育を結論としてこれからの教育についての提言をしています。教育思想についてある程度の予備知識がないときついかもしれませんが、教育思想をどう考えるかについての視点を提供してくれる本です。

  • まつゆう

    ハンナ・アレントの理論から、従来の教育は保守もリベラルも、子どもの教育で世界が今より良くなるというユートピアを描く裏で、個々人が今、どのように政治と関わるかという思想が欠けていたことを指摘。その哲学的根源は哲人支配(これは哲学を公共の場から絶縁させたシニカルな態度でもある)を説いたプラトンや労働者支配のマルクスにあり、これからはプラトンではなく、政治と哲学をあえて緊張関係に置き、より良い政治を目指そうとした「ソクラテス的センス」を範にして、市民性教育を評価しよう、というのが骨子(な気がする)。

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