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掃除道具 ものと人間の文化史

小泉和子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588218415
ISBN 10 : 4588218417
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代から現代まで、掃除道具の歴史を概観するとともに、時代を超えて用いられてきた箒をめぐって、名称と分類、素材や産地・製法を精査し、仕事や芸道との関連、さらには習俗の側面におよぶ。

目次 : 第1章 掃除道具の歴史(古代―棒ぞうきんの時代/ 中世―掃除は修行/ 近世―ひろがる掃除/ 近代―衛生と掃除/ 現代―掃除道具の革命的変化)/ 第2章 箒(ほうき)(箒の名称と分類/ 箒の素材/ 暮らしの中の箒)

【著者紹介】
小泉和子 : 1933年東京生まれ。登録文化財昭和のくらし博物館館長・家具道具室内史学会会長・工学博士。専門は家具道具室内史と生活史

渡辺由美子 : 1963年東京生まれ。ライター。東北大学文学部を卒業後、『月刊社会運動』(社会運動研究センター:当時)編集部勤務などを経てフリーランスに。家具道具室内史学会会員。昭和のくらし博物館企画展研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hirayama46

    300ページくらいの本ですが、掃除道具について手広く紹介している本ではなく、箒に関する章が全体の2/3以上になっていて、力のこもった文章を読むことができます。日本最古の箒である「子日目利箒」にまつわる様々な誤った認識と、考えられる仮説を提示した部分や、定義の曖昧な「蜀黍箒」の考察など、初心者向けから遠く離れたディープな内容も多く、箒に関する深い知識が得たい方は必読と言えると思います。

  • 青木

    ふと手にとってみた。箒で「掃く」という言葉は「祓う」に通ずる。という掴みで誘われた箒の世界。奥深いです。元は祭祀具であったというのも意外ではあるものの、妙に合点がいく。印象的なのは正倉院に安置されている国内最古の箒の一つ「ネノヒノメトギホウキ」のくだり。「メトギ」が何を意味するのかはっきりしていないらしく、これについて延々と考察が展開していき、読者置いてけぼりが凄まじい。いつまで話すんだ、と逆に引き込まれます。皮肉ではなく、本心でそう思いました。読了後、個人的にはちょっと良い箒が欲しくなりました。

  • ヌーン

    本邦における掃除の意義、歴史、用具として使われてきた箒の種類と産地、その成り立ちと歴史など、大変読み応えがありました もうちょっとまじないに使われた掃除用具についての章を割いてほしかったかな

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