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女のことば男のことば

小林祥次郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585280439
ISBN 10 : 458528043X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

おでん、お開き、おます、とちる、ひもじい、ほの字…女官が、遊女が、芸人が、たくまず生み出す隠語の世界。古今の書物をひもとき、特定の社会や集団のなかで使われたことばを探求。日常のことばに潜む、いにしえの文化・慣習を知る。

目次 : 女のことば(忌み言葉/ 斎宮忌み言葉/ 月経/ 正月言葉/ 女房言葉/ 郭言葉)/ 男のことば(武者言葉/ 武士の言葉/ 奴言葉・六方言葉/ せんぼう/ 山言葉)

【著者紹介】
小林祥次郎 : 昭和13年2月栃木県栃木市に生まれる。昭和35年3月東京教育大学文学部文学科卒業。平成13年3月小山工業高等専門学校教授を退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Chicken Book

    隠語の語源や歴史的背景なども詳しく知れる辞書的な本という感じ。特徴的な終助詞や、奴ことば、六方ことば、武士ことば、山ことば、遊女ことばなど、現代の役割語に通ずるようなものがあったということが分かった。近松門左衛門の台本の中でも遊女の役に遊女のことばを使わせていた、というのは現代の役割語の使い方に通ずるものがあると思う。金水先生の「役割語小辞典」と比較するのが面白そう。

  • 田中峰和

    文学の隆盛をみた時期、平安時代には女の文学は仮名文字、男の文学は漢詩文であった。いずれの時代でも男と女、それぞれ使うべき言葉の規範・規則があった。本書では女のことばを忌み言葉、正月言葉、女房言葉、廓言葉に分類、男のことばは武者言葉、六方言葉、芝居の世界の隠語、山言葉に章分けしている。廓言葉は田舎から集められた遊女たちに、共通言語を使わせるために誕生。ゴザンスなどは、島原、新町、吉原でも使われ東西共通だったのが面白い。おそ松くんのイヤミが使ったザンスも元をたどれば、トニー谷、さらにその前は遊女言葉だった。

  • zikisuzuki

    女の言葉男の言葉という事で元々符牒としてつかわれていたものを分類している。言葉の乱れはいつの時代でも言葉の女性化から始まったのかもしれない。なかでも郭言葉の影響力は強く、ザマスも郭言葉だったとは初めて知った。郭言葉の特殊性は地方出身の女性が訛りを使わせない為だったそうだ。

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