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犬と猫 ペットたちの昭和・平成・令和

小林照幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620326498
ISBN 10 : 4620326496
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

殺処分ゼロの日はいつ?!大量に殺していた日々に戻るのか。人間のエゴと命のはざまで苦闘する人々―人とペットの関係を問い続ける著者が描く、公衆衛生獣医師の“犬猫殺処分”戦後史。涙が止まらない!渾身の書き下ろし。

【著者紹介】
小林照幸 : 1968(昭和43)年、長野県生まれ。作家。明治薬科大学在学中の1992(平成4)年、奄美・沖縄に生息するハブの血清造りに心血を注いだ医学者を描いた『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。1999(平成11)年、終戦直後から佐渡でトキの保護に取り組んだ在野の人々を描いた『朱鷺の遺言』(中央公論新社・中公文庫・文春文庫)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を当時、同賞史上最年少で受賞。信州大学経済学部卒。明治薬科大学非常勤講師。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • チャッピー

    獣医師免許を取得して公務員になり、動物愛護センターで働いてきた人物の目線で書かれた昭和〜令和に至る犬猫の殺処分の現状。昭和の殺処分は数・方法とも驚くが、数十年かけてよくここまで減らしたなと現場で働く人に頭が下がる思い。さらなる殺処分の減少のためには飼う人々の意識を変えていくしかないだろう。

  • たまきら

    新刊コーナーから。ドリームボックスをはじめ、ペットの殺処分について多くの本を上梓されてきた小林さんのリアルタイムな一冊です。コロナ禍で知人の犬猫里親募集は困難を極めており、保護施設はどこも過密状態。猫仲間は自宅を開放した結果、20数匹を抱え込み、家族全員が疲弊しきっています。今回4匹を預かりトライアルに出して思うのは、どんなにつらくても個人は自分のキャパを超える動物を保護するべきではないということでしょうか…。孤軍奮闘といった観のある知人たちには切れられてしまいましたが…。本当につらいです。

  • ちゃま坊

    とある県の動物愛護管理センターの所長の話。場所が特定できないように配慮されている事情はわかる。世の中には心無い非難を言ってくる者がいるからだ。身の回りでもコロナ禍の3年間は保護猫譲渡会はすべて中止となった。地域猫のための保健所との会合も中止が続いた。譲渡活動と地域猫活動の普及で激減した殺処分数が、また増加するのではないかと心配する。近年テレビで保護犬猫を取り扱う番組が増えてきたのは良い傾向。敢えて不幸な犬猫を迎えることは誇らしいことだと、人々の意識が変わってきたのだ。しかし公務員獣医、つらい仕事だ。

  • きょん

    昭和から令和まで、動物愛護管理センターの職員の目を通して殺処分の推移やペットを取り巻く状況を見つめた一冊。平成元年に100万を超えていた殺処分数が、平成30年には10万人を切ったのは関係者のたゆまぬ努力のおかげと思う。しかし、それでも何万もの命が見捨てられ殺されているという現状は辛い。コロナ禍でペットブームが起きているが、同時にコロナ不況で捨てられるペットも多くなるのでは、と作中では憂慮されている。終生飼養、そして飼うなら保護犬、保護猫を、というPRを今まで以上に官民一体で行う必要がある。

  • てくてく

    県動物愛護管理センターの所長になった公衆衛生獣医師を軸に、戦後日本の犬や猫などの行政対応およびペットをめぐる法改正を描く、犬と猫の戦後史。副題として狂犬病や新型コロナなどの動物に端を発する感染症問題も取り上げている。途中のペット葬儀に関する僧侶のエピソードが良かった。コロナ禍の自粛生活でペットを求めた人のその後、コロナ禍関係で家計が苦しくなったり高齢化のためペットと暮らせなくなった人たちが、終生飼育を前提として迎えたペットをどうするのか、気になる。

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