Books

音律と音階の科学

小方厚

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062575676
ISBN 10 : 4062575671
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2007
Japan

Content Description

「ドレミファソラシド」はどのように決められたのか。純正律と平均律はどう違うのか。なぜ「ドミソ」が和音なのか。音楽に潜む科学をわかりやすく解説し、音楽と数学のちょっと意外で濃密な関係を明らかにする。

【著者紹介】
小方厚 : 1941年東京生まれ。名古屋大学プラズマ研究所(現・核融合科学研究所)、日本原子力研究所(現・日本原子力開発機構)、高エネルギー加速器研究機構、広島大学を経て、大阪大学産業科学研究所特任教授。専門はビーム物理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
小室哲哉や坂本龍一のような人物を納得はさ...

投稿日:2008/11/09 (日)

小室哲哉や坂本龍一のような人物を納得はさせるだろうが、社会や歴史の文脈を欠いた音楽論はちょっと不毛な印象が。科学者としてはいい仕事をしてるかとは思うが、本人が何を知ってて何を知らないのか、本当に知ってると、こういう記述にはならないかも。楽譜には音楽はないよ、とマーラーはワルターに告げたらしいが、それ自体美しい音楽論のほうを僕は信用します。

たんぽぽ茶 さん | 千葉 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    音楽と数学の神が同一であったことを知っていれば、音楽と数学が同じ原理の上に成り立っていることがわかる。 1オクターブが、周波数で倍になっていること。 倍の周波数の音は、元の音と相性がいいこと。 実用的な数学は、周波数分解して計算すること。 などなど、音楽の理論は、ほとんど数学で説明できることを知っている。 ただし、味気ない説明にしてしまうと、音楽の複雑さ、美しさが表現できない。 そういう難問に挑戦したのが本書。

  • absinthe

    本書のテーマは音階であって音楽では無い。このテーマをこの厚さで語ったのがちょうどよかったのだろうか、大変な良書となった。話題はたまたま他の本を読んで知った話が多かったが、それでも定義あやふやだったり名前しか知らなかった概念が深くわかってすっきりした。音律・音階について初めて読む人にもぴったりだと思う。著者の理系向けに書いている姿勢に好感。文系でも読めると思う。

  • zirou1984

    音楽というのを突き詰めればそれは大気を震わせる周波数であり、和音や不協和音といった違いもその比から求められる。ドレミの発祥はピタゴラスによって作られた事実からもわかるように、音楽とは数学と極めて近い所にあるものなのだ。本書ではドレミの平均律が周波数の整数比によって厳密に求められ、基本的な和音は周波数の3倍音であるという話から音楽を科学し、人間の感じる音楽の心地良さ/不快さについての根拠を解き明かしていく。門外漢にはてこずる内容だけど、音楽の学理についてこれだけ明確な説明をしてくれた本はこれが初めてだった。

  • ナマアタタカイカタタタキキ

    音律や音階のもつ規則性を、物理学や数学を交えて論理的に説明している。音の並び方に何らかの規則性が秘められているのを直感して、その音楽に惹き付けられた時(“何故惹き付けられるか”ではなく)“我々を惹き付けるものの正体”を知る手掛かりになる本。ただ、楽理に対してはある程度の見識はあるがその科学的基礎についてはあまり詳しくない人(=私)、もしくはその全く逆の人、そのいずれかでないと、副題の印象ほど気軽に手に取り読み進めるのは難しいように思う。ピタゴラス音律や平均律に関する辺りは、著者の専門と思われる領域のみで→

  • HoneyBear

    中高時代音楽の成績は最低だったけど、古典音楽を聴くのが大好きで、いっちょまえに好き嫌いもある。「音楽と数学の、ちょっと意外で濃密な関係を興味深く解き明かす」という触れ込みに惹かれて購入。流し読みでは到底消化できない高度な内容だが音楽理論には数学的な秩序と美しさがあることはわかる。こういう風に音楽を教えてもらったらもう少し頑張ったかな(?)。バッハの曲が数学的だとは良く聞くけれども、作曲家とか指揮者とか皆こんな深い計算をしているのだろうか。意識的に、それとも無意識で?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items