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ISBN 10 : 412102463X
Content Description
兼好は鎌倉時代後期に京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれた。六位蔵人・左兵衛佐となり朝廷に仕えた後、出家して「徒然草」を著す―。この、現在広く知られる彼の出自や経歴は、兼好没後に捏造されたものである。著者は同時代史料をつぶさに調べ、鎌倉、京都、伊勢に残る足跡を辿りながら、「徒然草」の再解釈を試みる。無位無官のまま、自らの才知で中世社会を渡り歩いた「都市の隠者」の正体を明らかにする。
目次 : 第1章 兼好法師とは誰か/ 第2章 無位無官の「四郎太郎」―鎌倉の兼好/ 第3章 出家、土地売買、歌壇デビュー―都の兼好(一)/ 第4章 内裏を覗く遁世者―都の兼好(二)/ 第5章 貴顕と交わる右筆―南北朝内乱時の兼好/ 第6章 破天荒な家集、晩年の妄執―歌壇の兼好/ 第7章 徒然草と「吉田兼好」
【著者紹介】
小川剛生 : 1971年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部国文学専攻卒業、同大学院博士課程中退。熊本大学助教授、国文学研究資料館助教授、2007年准教授、09年慶應義塾大学文学部准教授を経て、16年より教授。2006年、『二条良基研究』で角川源義賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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鉄之助
読了日:2023/05/08
はっせー
読了日:2021/07/25
KAZOO
読了日:2018/01/04
かごむし
読了日:2019/01/01
kokada_jnet
読了日:2018/08/12
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