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東アジア海域に漕ぎだす 5 訓読から見なおす東アジア

小島毅

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130251457
ISBN 10 : 4130251457
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
小島毅 ,  

Content Description

漢字・漢文の習得を通してそれぞれに文化を構築してきた東アジア諸国。より広い視野で「訓読」を捉えなおし漢文世界の多様な展開を読みとく。

目次 : 第1部 訓読をどう論じるか(文化の翻訳/ クレオール ほか)/ 第2部 多様な漢文世界(多言語世界の中国/ 朝鮮時代の多層的漢文世界 ほか)/ 第3部 訓読は日本語をつくる(近世日本の訓読法/ 白話小説の受容と訓読 ほか)/ 第4部 訓読論から展望する(荻生徂徠の「訓読否定論」/ 学校教科書のなかから ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとうしん

    『「訓読」論』『江戸の読書会』『漢文脈と近代日本』など近年出版の訓読論本と似通った議論になっているのが残念。(執筆者も重複してます)戦前の漢文教育が道徳教育となっていたという指摘については、これは過去の問題にとどまらず、現代の国語教育全体の問題でもあるだろう。

  • maana1119

    日本、朝鮮、ベトナムなど東アジア各地における漢文とその読解法の社会的意義、その変遷の歴史をたどる。大正デモクラシー期において漢文直読が危険思想視されたこと、現代の中国人学生も古典を訓読に似た補助記法を使って読んでいること、日本の訓読体が、その「音声中心主義」−耳で聴いてわかるという利点によって中国・朝鮮の漢文に勝る利点があったこと、などなど興味深い話多数。漢文と格闘してきたアジア人たちの努力の根底にあったのは「本を読みたい」という知的欲求であり、ナショナリズムなどは二の次であるという指摘に救われる。

  • takao

    ふむ

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