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純情 梶原一騎正伝

小島一志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103014553
ISBN 10 : 4103014555
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan

Content Description

徹底取材で新事実が続々!警察と報道により作られたイメージを根底から覆す衝撃ノンフィクション!“漢”の真の人生とは―。超人気マンガ原作者はなぜ転落したのか?

目次 : 序章 逮捕前夜/ 第1章 仕組まれた罪/ 第2章 アントニオ猪木監禁事件/ 第3章 高森朝樹から梶原一騎へ/ 第4章 時代に牙をむいた男/ 第5章 大山倍達との蜜月と訣別/ 第6章 スキャンダルの舞台裏/ 終章 母と妻による二つの墓

【著者紹介】
小島一志 : 栃木県出身。県立栃木高等学校、立教大学社会学部(中退)、早稲田大学商学部(産業社会学専攻)卒業。無外派磐城流居合術・剣舞目録。柔道・極真空手弐段。武徳会柔道(椎名道場)初段。芦原裏殺SABAKI・一撃会主宰。(株)MUGEN代表。作家。著書『大山倍達正伝』『大山倍達の遺言』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    昨日、アニメ「あしたのジョー」最終回をWOWOWで見た。明日に向かって旅立つジョーの姿を思い浮かべながら本書を読む。アニメとは違い、あまりにスキャンダラスな生涯。暴行事件の数々、アントニオ猪木監禁事件、大山倍達との確執、嫁姑の確執…。赤裸々に描きながら、その当時作られたスキャンダルであり、梶原一騎の純粋さが招いた事件であったと言う。ここに描かれていることは、梶原一騎の作品に夢を見ていた私にとっては、ショッキングなことも多かった。こういう人物だからこそ、あの興奮を呼ぶ作品たちが作れたのかもしれないとも思う。

  • fwhd8325

    あの風貌から報道されていた事件の数々は「真実」なのだと信じていました。高森朝雄、梶原一騎の名前でどれだけの少年漫画を読んだだろうか。当時の報道はどれだけの少年たちを傷つけたのだろう。この正伝が「真実」だとすれば、マスコミの存在を疑ってしまう。誰も真実を報道しない。梶原一騎亡き後、その栄光は葬られるように消えてしまったようにも感じる。今から見れば荒唐無稽なストーリーだったかもしれないけれど、少年たちはそこに憧れと夢を感じていた。

  • ぐうぐう

    想いは熱になる。熱は高くなればなるほど勢いを生む。その勢いは理屈を凌駕し、人の胸を打つ場合がある。ただ、ノンフィクションというジャンルに関して、熱の扱いには慎重にならないといけない。熱がもたらせる勢いは、書き手の冷静さを失わせ、何より読者を警戒させてしまうからだ。スキャンダル報道によって貼られたレッテルを剥がすべく、梶原一騎の汚名を雪ぐことを目的とした本書は、著者の熱が高過ぎるがゆえ、まさしく警戒せざるを得ないのだ。多くの関係者に取材する姿勢は評価できるものの、(つづく)

  • HKagiha

    今も梶原一騎先生を尊敬している方はぜひ一読をおすすめします。一連のスキャンダルの謎が解けました。

  • チェアー

    梶原一騎の周りをぐるぐる回るのだけど、決め手に欠け、彼の実像はわからないまま。筆者が描く(思う)「実像」もまた、梶原が張り巡らせた大きな虚像の前に、説得力を欠いてしまうのだ。筆者の主張を聞いているようだった。

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