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小暮写眞館 下 講談社文庫

Miyuki Miyabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062776745
ISBN 10 : 406277674X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan

Content Description

もう会えないなんて言わないよ。花菱家には秘密があった。小暮写真館への引っ越しで、もう一度、家族と向き合った英一。そして−−。

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年東京都生まれ。’87年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。’89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞後、’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、’93年『火車』で山本周五郎賞、’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、’99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞、’02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • どんふぁん

    2019年7月28日読了。うわー、こんな素晴らしい最後が待ってるなんて、上巻読んでる時には想像つかなかった。英一くんがこんなに大人になっていくなんてねぇ。下巻ではどんな話に持ち込むんだろうと思ったら、英一くんとその仲間の素敵な関係が出てきて、下巻後半は涙涙で感動してました。あんまり言うとネタバレやから言えませんが、朝ドラみたいな感じかな?いい話でした。宮部みゆきさんからこんな作品が生み出されるイメージがなかったから、驚きでした。

  • どんちん

    下巻も上巻同様、テンポのいい地の文が、マンガの吹き出しのように楽しく読まさせてくれた。最終章、あぁなるほど、それまでの3話は全てがこのためだったんだな、大きな伏線だったんだなと、寂しいけど爽やかなエンディングを迎えるためのものだったんだと感じた。進路はバラバラになってしまったが、きっと彼達はこれから先、ずっと頼りあえる仲間でいるんだなと、思わず青春バンザイと叫ぶところ(大げさ)だったw ”くささ”を狙った感はあるが、素直に、宮部みゆきの手のひらにのっかっておこう!

  • yoshida

    下巻読了。「カモメの名前」、「鉄路の春」の2編を収録。どちらも良いが「鉄路の春」が好き。花菱家では英一の妹の風子の急死を境に、親族と絶縁していた。母・京子は自分を責め、弟・光は幼いながら自分を責めていた。英一は向き合ってこなかった自分の責任に向き合う。花菱家としてのケジメをつけに英一は祖父の納骨に立ち会う。風子についての心無いかつての言葉に反論する。人生という電車のしばらく落ち着く所を駅に例えたのは秀逸と思う。垣本順子も人生を進み出す。英一も新たな一日を進み出す。自作も出て欲しい傑作。

  • takaC

    以前に分厚い単行本で読んだ時は結構感銘を受けたのだけど今回はそんなにもではなかったな。宮部みゆき作品としてはその後に巡り会った三島屋変調百物語シリーズの方がもっと好きになったしね。

  • hiro

    第三話では、引き続き花ちゃんは心霊写真探偵を続けるが、相棒が垣本順子に交代。また小暮泰治郎の戦時中のことも含めて明らかになる。そして第四話では、花菱家の四人と垣本順子の抱えていたことがすべて明らかになる。読み出したら止まらなくなり、280ページを一気に読んだ。読んでいてもつらいところも多かったが、花ちゃんの啖呵で一気にスッキリさせてくれた。宮部さんの家族、友人、戦争等に対するメッセージを感じることができる作品だった。一話ずつ読み終えては、録画したドラマを観たので、ミス垣本は完全に成海璃子のイメージだった。

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