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踊れ、かっぽれ 祥伝社文庫

実石沙枝子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396351243
ISBN 10 : 4396351240
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

最高で最強の、夏。
つらい過去も自分の弱さも、踊ればきっと、みんな輝く。
静岡の風物詩〈港かっぽれ〉に夏を捧げた高校生の、汗と涙はじける感動作。
地元出身作家が放つ、祭×青春小説!

ダサい――。熱血顧問の不格好なダンスに、望月夏希らはめまいを覚えた。静岡の清水みなと祭りで港かっぽれを踊る部活に集まった、やる気なし、体力なし、連帯感なしの十人の高校生。練習を重ねサマにはなってきたものの、ひた隠す過去の傷や虚勢のせいで部員の気持ちはすれちがったまま。汗と一緒に本音も弱音も大噴出して迎えた本番、彼らは最高のかっぽれを踊れるか!?

【著者紹介】
実石沙枝子 : 1996年生まれ、静岡県出身。「別冊文藝春秋」新人発掘プロジェクト一期生。第十一回ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞。2022年、『きみが忘れた世界のおわり』(『リメンバー・マイ・エモーション』から改題)で第十六回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    静岡の風物詩〈港かっぽれ〉を踊るために集まった期間限定の地域連携部活動かっぽれ部。その踊りに夏を捧げた高校生たちの姿を描く青春小説。田舎では浮いてしまうハーフやその友人、叔父の家に逃げていたり、図書館の利用許可証が目当て、怪我で普通に歩けなくなった少女など、顧問に不格好なダンスを見せつけられて、やる気もなく学校も違う高校生たちが、フォローしてくれた大学生サークルの存在もあって少しずつ変わっていく展開で、隠していた苦い過去や素直になれなかったり、すれ違いを乗り越えて一丸となっていく姿はなかなか良かったです。

  • 雪丸 風人

    地域の祭りで踊るため、高校の垣根を超えて集まった高校生たちが繰り広げる人間模様。期間限定のユニークな部活動を描いた青春小説です。それぞれに痛みを抱える彼らが、踊りを通じて心を一つにしていく展開の熱量と言ったら!終盤にかけての躍動には感情のボルテージが上がりっぱなしでした。超熱いけれど、これは心地よい熱さ。一番好きなのは空回っていた先生がカッコよさを見せるところですね。かなわないと思っていた少女の願いが像を結ぶ場面も好き。幸福感がストーリーから伝染してくるとか、一体なんなの?(対象年齢は13歳以上かな?)

  • ベローチェのひととき

    本屋さんを物色していて気になって入手した本。8月のみなと祭でかっぽれを踊るために4月に結成された清水いなせ組の高校生の連衆が主人公。ニューヨークから家族で移住してきたオーガスタス、超絶美少女だがコミケに難がある凛々、銀髪で見た目はヤンキーの龍太郎、事故により足が不自由な楓子、などの面々が悩みを抱えながらも踊りにのめり込んでいく。読み易く一気読みでした。

  • じお

    ★★★☆☆ 静岡県清水市、清水みなと祭りで「港かっぽれ」を踊るための部活に集まった、それぞれの事情を抱えた高校生たち、担当教師のダサい踊りや、自らの問題に向き合いながら、色んな気持ちをかっぽれにぶつけ彼らは無事に踊り切れるのか、画竜点睛を欠く青春小説。まずまず、訳あり事情ありの面々が、一つの目標に向かって頑張る、古今東西王道のストーリーの青春もの。この手の話は好きなので、楽しめた………と言いたいのですが、ちょっと不満も。個々人の問題が描かれるのは良いのですが、肝心の問題解決がおざなり。→

  • Hanna

    高校生たちの部活動を描いた青春ストーリー。かっぽれを知らないままに読んだけれど、読めた。

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