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公害スタディーズ

安藤聡彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907239541
ISBN 10 : 4907239548
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の公害13例を独自の視点でカテゴライズ。公害をめぐるさまざまな立場からの語りを収録。公害探究の「学び」実践例を公開。全国の公害資料館リスト&ブックリスト付き。

目次 : 第1部 出会う(生きることの危機 様々な公害(大気汚染―“公害からの問いかけ” 住民の被害の訴えが巨大企業を動かす/ 水俣病―“公害からの問いかけ”命の循環が断たれた事件/ 新潟水俣病―“公害からの問いかけ”語れない被害―差別・偏見/ イタイイタイ病―“公害からの問いかけ”世界史に記録される日本の公害病認定第1号/ カネミ油症―“公害からの問いかけ”被害者を被害者として扱うとはどういうことなのか?/ 化学物質過敏症―“公害からの問いかけ”見えない「公害」―物言えぬ被害者達/ 地盤沈下―“公害からの問いかけ”人口密集地の地盤沈下は「公害」ではない?/ 軍事基地―“公害からの問いかけ”軍事活動による国家安全保障は必要なのか?/ アスベスト―“公害からの問いかけ”アスベストから見える世界は今/ 三井三池炭じん爆発―“公害からの問いかけ”労働災害と公害は連続している/ 福島原発事故―“公害からの問いかけ”「ふるさとの再生」とは何か/ 足尾鉱毒事件―“公害からの問いかけ”田中正造の文明観に学ぶ/ 薬害スモン―“公害からの問いかけ”薬害の記憶を伝えるために)/ 語られた公害(患者の立場から―良子死んでくれるな/ 患者会の立場から―苦しみを分かち合い、共に闘う全国の公害被害者/ 医師の立場から―公害疾患イタイイタイ病は今もなお続く/ 支援者の立場から―新潟水俣病の地域で生きて 文化をつくる/ 行政の立場から―人に向き合う、歴史に向き合う、いのちに向き合う/ 企業の立場から―イタイイタイ病の加害企業として信頼を取り戻すために/ 農業者の立場から―土呂久から未来の子ども達へ))/ 第2部 向き合う(公害を探究する学び(公害をどう学んでいくか?―公害を自分のこととする“深い学び”/ 公害の記録を読む―私が記録に問いかけると、記録も私に問いかける/ 視聴覚メディアを利用する―公害と“私”をつなぐ/ 参加型学習を行う―人権の学びを創り、知識の意味を問い直す/ 公害を調査する―「学ぶこと」と「望ましい社会をつくること」/ 話を聴く―言葉にならない声を聴く想像力/ スタディツアーに参加する―参加、体験、交流から学び合う/ 公害資料館への招待―多様な学びが出会う場)/ 公害と生きる(被害者と加害者のキャッチボール/ 佐伯と土呂久 公害の学びが導く地域づくり/ 「忘却の文化」から「記憶・学びの文化」へ/ 公害は「問い」である/ 共に生きることのできる社会を目指して/ 公害資料館を学びの入り口に)/ あとがき―未来へ語りつぐ/ 著者紹介

【著者紹介】
安藤聡彦 : 1959年生まれ。埼玉大学教育学部教授、同附属中学校校長。公益財団法人トトロのふるさと基金理事長。専門は環境教育学、社会教育学

林美帆 : 1975年生まれ。公益財団法人水島地域環境再生財団研究員、公害資料館ネットワーク事務局。佛教大学非常勤講師。認証アーキビスト。奈良女子大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史、環境教育学。2005年公益財団法人公害地域再生センター研究員に。公害資料館ネットワークの設立に尽力。21年4月から現職、倉敷・水島地域の公害に関する資料館設立に向けて活動している

丹野春香 : 1987年生まれ。埼玉大学等非常勤講師、東京医科歯科大学特任研究員。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)単位修得満期退学。専門は環境教育学、社会教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 更紗蝦

    『公害スタディーズ』というタイトルに編著者たちが込めている意図は、「きわめて多様なストーリーが存在する公害の実相に目を見開くこと」と、「公害という視点から社会と環境と自分自身とを見つめ直す営み」です。公害は“過去の問題”でも“他者の問題”でもなく、“現在と未来の問題”であり、“社会の中で生きている自分自身の問題”として捉えなければならない…という思いを新たにしました。読んでいて一番驚いたのは、足尾銅山の鉱毒対策は、渡良瀬流水域の救済というより、東京に鉱毒水が届くのを阻止するのに効果的だったという指摘です。

  • Go Extreme

    出会う: 生きることの危機 様々な公害 呼吸する大気汚染 食べる 住む 住む・働く 危険と暮らす 治す 語られた公害: 患者の立場 患者会の立場 医師の立場 支援者の立場 行政の立場 企業の立場 農業者の立場 向き合う: 公害を探究する学び 公害をどう学んでいくか? 参加型学習・大学でのロールプレイ スタディツアー・高校生の水俣フィールドワーク 公害と生きる

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