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ISBN 10 : 4794972806
Content Description
2020年7月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与したとして、ふたりの医師が嘱託殺人の容疑で逮捕された。同じ年、コロナ禍で医療が逼迫するなか、人工呼吸器をどの患者に優先して使うべきかの議論が紛糾。医療がひとの生命を縮めうるという事実に、私たちは直面せざるを得なくなった。研究者として当事者として支援者として、死生学や生命倫理に長らく携わってきた著者たちが緊急セミナーで結集。安楽死・尊厳死、そして優生思想をめぐり、先走っていく世論に警鐘を鳴らす。
目次 : 第1部 京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージ(「安楽死」「尊厳死」の危うさ/ ALS患者の「死ぬ権利」?/ 医療が死を早めてよいのか?)/ 第2部 「安楽死」「尊厳死」言説といのちの学び(殺される/殺すのはだれか?/ “間”の生を聴く/“間”の生を語る/ いのちの選別をめぐって何が起きていたのか?)/ 第3部 「死」へと追い詰められる当事者たち(生命倫理問題における「当事者」の再考/ 家族に「殺させる」社会を生きる/ 医療資源について語るとき考えなければならないこと)
【著者紹介】
安藤泰至 : 鳥取大学医学部准教授(生命倫理)
島薗進 : 上智大学グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授(宗教学・死生学)
川口有美子 : NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会副理事長。著書に『逝かない身体』(医学書院、第41回大宅壮一ノンフィクション賞)、『末期を超えて』(青土社)など
大谷いづみ編 : 立命館大学産業社会学部教授(生命倫理学・生命倫理教育)
児玉真美 : フリーライター。一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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ヒナコ
読了日:2022/03/13
かっつん
読了日:2021/11/25
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