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食べものが劣化する日本

安田節子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772677103
ISBN 10 : 4772677100
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

知らないうちに食べものが変質しています。農薬やホルモン剤などの健康への影響が明らかになり、禁止する国々が広がっています。しかし、日本は米国の農産物輸入の拡大要求に応じて、食品安全規制を緩和し続けています。日本の医療費は、2017年度には42兆円を超え、50年前の100倍になっているのです。医療が進歩しているのに、国民の健康が悪化し、とりわけ子どもたちの発達への影響が懸念されています。その背景に、食べものの劣化があります。子どもの未来を守るために、マスコミでは報道されない市民目線の情報をお伝えします。

目次 : 第1章 遺伝子組み換え作物は安全か/ 第2章 ゲノム編集食品が登場する/ 第3章 種子法廃止は米国アグリビジネスの要求/ 第4章 除草剤ラウンドアップは発がん性農薬/ 第5章 ネオニコ系農薬が子どもの発達に影響/ 第6章 農薬・化学肥料の大量使用で食品の質が劣化/ 第7章 畜産業で投与される抗生物質・ホルモン剤/ 第8章 1兆円を超えた食品添加物市場/ 第9章 健康被害のリスクを高める輸入食品/ 第10章 食料主権の確立が私たちの生命と環境を守る

【著者紹介】
安田節子 : 食政策センタービジョン21代表。1990年〜2000年日本消費者連盟で、反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当。1996年〜2000年市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。表示や規制を求める全国運動を展開。2000年11月「食政策センタービジョン21」設立。情報誌『いのちの講座』を発行。埼玉大学非常勤講師などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ATS

    日本の食料安全保障(生活安全保障の一分野)は危機的状況にあるなと再認識。グリホサート、遺伝子組み替え、ゲノム編集、ネオニコ系、有機リン、ホルモン剤、抗生物質、食品添加物などの有害性がデータなどをもとに指摘されている。司法で敗れたり、オーガニック市場の隆盛により世界の市場から追放されたアグリビジネスの獲物になったのが日本である。すでに種子法廃止や種苗法改正など着々と地ならしが進みつつある。外国への種子海外流出を防ぐためなどと自民党支持している人は考えているようだがそれが詭弁であることは間違いないだろう。

  • セヱマ

    食べものが劣化する、というタイトルに拍手。 考え過ぎると何も食べられなくなってしまう。本音は性善説の側に立って、食べたい。 安全を科学的に立証するという難しさ。危険がないから、安全だとも言えない。天然じゃないから、危険だとは言うのか。でも心意気はよくわかる。安全で、安心な食べものが良いよね。 グリホサート、遺伝子組み替え、ゲノム編集、ネオニコ系、有機リン、ホルモン剤、抗生物質、食品添加物、そして待ってましたの悪徳多国籍種子企業、、、翻って有機農業賞賛。 たまに思い出して読んで、はっとするのにとても良い本。

  • くるぽん

    恐ろしいアグリビジネス。新政府には規制緩和ではなく、失われた食の安全を取り戻してほしい。巨大企業・投資家・政治家たちの儲けのために、国民の命が危険な状態。各国で禁止されている添加物や農薬が、規制をゆるめ続ける日本にどんどん入ってきている。がん、不妊、アレルギー、発達障害児が増えているのも食べ物が関係している。今すぐにできることは、食べ物を“考えて選ぶ”こと。それと、もう絶対に除草剤は使わない。データや資料に基づいた専門家の情報なので信用できる。感情が入らずに事実のみを伝えている点でも良い一冊だ。

  • TETSUYA

    こういう系の本はよく読みますが、言ってることはごもっともなんですよね。ただそれを、今の加工食品の恩恵に浸った生活で、排除していくことは難しいかも。ただ、分かっていて仕方なく摂取するのと、知りさえしないのとでは大きくちがうので、こういったことを知ることは重要だと思います。

  • ジュリ

    日本は残留農薬基準をゆるめていて、輸入食品も国産食品も心配な点が多い。農薬は神経毒性がある。そして、腸内細菌叢を変えてしまうこともあるようだ。防衛費に予算をつぎこむことよりも、食料自給率をあげる政策をした方がよいのではないかと思う。日本は食料自給率が低く、輸入食品に頼っているから、輸入をストップされたら終わりだろう。攻撃に備えるよりも、食料対策が重要ではないだろうか。

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