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13歳の少女が見た沖縄戦 学徒出陣、生き残りの私が語る真実

安田未知子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784872909647
ISBN 10 : 487290964X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan

Content Description

県民の4人に1人が死んだ地上戦。「伝令」を命じられ、無数の死の現場を見た著者が、70年たった今語る、平和のための戦争の記憶。度重なる空爆、次々と人が死んでいく光景、草木を食べ飢えをしのぐ毎日…。今だからこそ伝えたい、凄惨極まる沖縄戦の真実。

目次 : 第1章 平和だった子どもの頃(すべての人に頭を下げて歩きなさい/ 沖縄へ帰郷)/ 第2章 沖縄戦が始まった(初めての空襲/ 伝令に選ばれる/ 過酷な戦場/ 「帰れ」と言われたけれど)/ 第3章 米軍上陸(家族との再会/ 山原に隠れて/ 米兵も人間)/ 第4章 戦争が終わった(祖父母の家へ/ 米軍の捕虜になる)/ 第5章 終戦後の沖縄(手紙を出さなければよかった/ 英語教官女性第一号)

【著者紹介】
安田未知子 : 1931年生まれ。医療法人和泉会いずみ病院、介護老人保健施設「いずみ苑」理事、苑長。沖縄県立第一高等女学校では、校長と沖縄軍司令官の牛島満中将との伝令係を任され、戦後、沖縄の英語教員免許取得女性第一号となる。九死に一生を得た戦後の貧しい生活の中で、教師としてたくさんの子ども達を引き取り、育て上げ、「沖縄のマザーテレサ」と言われる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄

    読み友様からのご紹介本です📚この時期に読もうと思い、ずっと待っていました。1931年生まれの著者はもろに沖縄戦の渦中にたった13歳の時に巻き込まれる。今朝占守島戦の生き残りの方の証言をラジオで聴き、戦争は誰の得にもならない、崩壊だけが残る悲惨なものだと思い知る。戦後80年が経ち、戦後生まれがほとんどの現在、このような方々の貴重な証言を語り継いで行かなければならない。著者は94歳の今もお元気で介護施設の所長をしておられるそうです。それでも亡くなった方には「生きていてごめんなさい」との思いが消えないと仰る。

  • とよぽん

    読友さんの感想を読んで。安田未知子さんのお話を「ラジオ深夜便」で聞いたときの衝撃を思い出した。2015年に出版されたこの本にも、安田さんの生々しい体験、沖縄の人々の4人に1人が殺された沖縄戦の様子が語られている。そして、国民を守らなかった日本軍への怒りも。戦後の安田さんの生き方が素晴らしいと思った。最後に書かれた言葉が、次代の人々に託された重大なメッセージ。

  • たまきら

    東京で生まれ育つも、「故郷で死にたい」と願う親に連れられ沖縄に引っ越した少女が見た、戦時下の大人たちの姿。まるで自分で経験したかのように感じられました。日本語ができる幼い彼女を「おつき」にした校長。彼女を心配する運転手さんが額に唾でつけるおまじない。牛島中将のエピソードにも驚きました。ギリギリのところで死を免れ続けた著者に「お国のために死ぬのが当たり前」と信じさせた教育が、二度と日本の子どもたちのものにならないよう、私たちは監視し続けなければなりません。素晴らしい一冊でした。

  • かいゆう

    『(自分は)決死隊だから親許には帰らない』13歳の少女からこんな言葉が…。これが当時の教育。決戦の舞台となった沖縄では、こんな幼い子どもまでも、いろんな仕事に駆り出される。いくつもの恐ろしい光景を目の当たりにしてきた記憶は、ずっと焼きついたままで消えないだろう。戦後70年。だけど戦争は終わってはいない。『人が人でなくなるのが、戦争です』この一言に、戦争の恐ろしさが詰まっています。

  • yummyrin

    タイトル通り沖縄戦を子供目線で。

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