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イオラと地上に散らばる光

安壇美緒

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041162422
ISBN 10 : 4041162424
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

ワンオペ育児で追い詰められた母親が夫の上司を刺した。彼女は赤ん坊を抱っこ紐で帯同したまま犯行に及んだという。事件を取り上げたWEB記事をきっかけに、SNS上ではイオラ擁護派と否定派の論争が起こり――

【著者紹介】
安壇美緒 : 1986年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年「天龍院亜希子の日記」で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。22年『ラブカは静かに弓を持つ』で第6回未来屋小説大賞、23年同作で第25回大藪春彦賞を受賞。同作で第20回本屋大賞第2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆっき

    『ラブカは静かに弓を持つ』以来の安壇美緒さん。なんだろう。まとわりつくような嫌な感じ。日々Agoraに散らばる無数の悪意。そんな日常に起きたワンオペ育児で追い詰められたイオラの異常な事件。イオラの記事でバズったネットメディアの編集者の岩永清志郎。さらに大きな反響を求めて奔走。清潔感があって一見普通の人。でも実際は自分本位で身近な人を犠牲にしていることにさえ気付かない。何でも思い通りになると思っていることが恐ろしい。発信は、光。ラブカと同様にタイトルの付け方が絶妙。これから一体どこに向かうのだろう。

  • shio

    「赤ちゃんを抱いたまま旦那の上司を刺しにいった女」イオラ事件。共感する母親たちでバズったとされるその記事の裏側とは。記事を書いた岩永を中心に、誰の何のための情報なのか分からないまま垂れ流されるSNSの発信が感覚を麻痺させて、いつの間にか一歩も動けない気持ちにさせられた。俯瞰して見ればキラキラと星のように輝く夜の光、そのひとつひとつに近寄って見えたのは、生々しい日々の生活で鬱積したドロドロの感情。手にしたスマホの光で照らされた私の顔は、今どんな表情をしているんだろう。思わずギクリとする。空虚でざらつく読後。

  • りらこ

    自分の中の天使と悪魔が戦い続ける。 読みながらそんな感情に襲われてしまう。 PV至上主義になっている昨今のSNS。 岩永という人物は、唾棄すべき行動をとり・・・ この人物に対して抱く気持ち悪さは、本の中に入っていき 殴り倒したい気持ちにさえなる。こんなに主人公を嫌だと思いながら読むのも珍しい。 しかし現実の自分もSNSでPVの多い投稿をつい見ている。 だからこの物語のラストは、自分の中で消化する。 おそらく、こうなったはずだ、という物語だ。 この物語世界の中に自分もどこかで生きている自覚がある。

  • TAKA

    自分には全く理解できなかった。

  • yasuyuki suzuki

    前作「ラブカは静かに弓を持つ」が本屋大賞2位そして新作、待ちに待ってました。今作は前作に比べてまったく違った趣きの作品だと思います。SNSを駆使した現代のミステリーと感じました。イオラが抱っこひも抱えたまま夫の上司を刺した。何ということであろうこれからの展開が気になってしょうがない、テーマが現代社会の暗闇という感じがします。 あなたも読んでこの異色作を何か感じで下さい。

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