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遺品博物館 創元推理文庫

太田忠司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488490140
ISBN 10 : 448849014X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

古今東西のさまざまな遺品を収蔵する遺品博物館。寄贈の希望者が亡くなると、謎めいた学芸員、吉田・T・吉夫が収蔵する物を選定するべくやってくる。それらは、死者自身の人生のみならず、残された人々にとっても重要な意味を持つ品々ばかりだった。彼が遺品と引き換えに残された者たちにもたらすのは、救済か破局か―。熟練の技巧が咲冴え渡る、死者と生者を繋ぐ八つの謎物語。

【著者紹介】
太田忠司 : 1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。『僕の殺人』以下の“殺人三部作”などで新本格の旗手として活躍。2004年発表の『黄金蝶ひとり』で第21回うつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • akiᵕ̈

    亡くなった人の『物語』を遺品博物館に収蔵するという、その選定が気になる8つの物語。自然死と思われる死が実は事件性のあるものだったり、故人の人知れぬ思いだったりを、故人を取り巻く人間関係にクローズアップしながら遺品博物館の学芸員である吉田・T・吉夫が登場し故人の遺言と共に明らかにしていく。家族だったり仕事絡みであったり色々な人が登場するけど、みんなそれぞれに腹に一物を持っていてそれがリアルで恐ろしい。これでは故人も浮かばれないよ。そこにある邪心を吉田が見事に推察して解き明かし吹き飛ばす様は何とも爽快だった。

  • igaiga

    謎な人物吉田。遺品をただ持っていくだけではなく、なんだろう。事件を解決までするのか。高校生同士の「180日」の話が、男の子の野心だけじゃなくて、女の子の方にもそういう考えがあったっていうのは、何というか自分的には新発見でした。そういうこともあるのね。

  • きょん

    人々の遺品を収蔵する博物館学芸員の吉田氏が解き明かす人間関係にまつわる謎が語られる短編集。どうしても人の死と相続が絡む為やりきれない気持ちになる話が多かったけど、若くして病死した少女と彼女との話を小説に書いた少年の話はさわやかな気分も感じられた。ミステリとしては、偽吉田氏の登場する最終話が読み応えあり。

  • タッキー

    ちょうど1000冊達成!過度な期待をせずに読みました。故人の生涯のストーリーともなる遺品を集める遺品博物館。その収集を行っている謎の吉田T吉夫という人物。どのストーリーも、大きな事件が起こるわけではなく、1人の亡くなった人と、その人に関わっていた人がいるだけで、ストーリー自体はなんてことはないもの。しかし、遺品の収集を通じて明らかにされる隠された事実が意外なもので、そこがこの本の面白いところです。中でも『不器用なダンスを踊ろう』は、良かったです。地味ではありますが、秀作だと思います。

  • bluelotus

    ★★★☆☆ 解説には静かな感動と書かれていたが、私としては笑ゥせぇるすまん(←ちなみに読んだことはない(笑))のような人間の裏側を覗いたような何とも言えない後味が残った。

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