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ISBN 10 : 4905261392
Content Description
資本論草稿に取り組んで60年。著者が見てきたのは、『資本論』を完結させようとしながら、書き直しに書き直しを重ねないではいられないマルクスだった。本書は、最後の草稿の全文と著者の透徹したそれの読解を収めるほか、草稿の執筆時期の考証に取り組みMEGA編集に携わってきた著者の旅路を記録する。
目次 : 1 『資本論』に刻まれたマルクスの苦闘(マルクスの遺稿は呪われたリングか/ 「現代社会」の変革のための「資本の一般的分析」/ 『資本論』とアソシエーション/ MEGA編集・刊行の現状と展望―MEGA第2部門の完結に寄せて)/ 2 『資本論』第2部・第3部の草稿を読む(『資本論』第2部第8稿を読む―第8稿全文とMEGA版付属資料/ 『資本論』第2部・第3部草稿の執筆時期について―四共筆者への批判/ 『資本論』第2部仕上げのための苦闘の軌跡―MEGA第2部門第11巻の刊行に寄せて/ 「流通過程および再生産過程の実体的諸条件」とはなにか―『資本論』第2部形成史の一齣)/ 3 探索の旅路で落穂を拾う(『図解社会経済学』で読者に伝えたかったこと/ 商品および商品生産に関するいくつかの問題について/ マルクスの価値形態論/ 貨幣生産論の問題設定とその解明/ 書評・佐藤金三郎著『『資本論』研究序説』/ 随筆・高須賀さんと佐藤さんとへの書債)
【著者紹介】
大谷禎之介 : 1934年、東京都に生まれる。1957年、立教大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科に進む。1962年、東洋大学経済学部助手。同専任講師、助教授を経て、1974年、法政大学経済学部教授。経済学博士(立教大学)。1992年から、国際マルクス=エンゲルス財団編集委員。2005年から、法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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