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3.11後の子どもと健康 保健室と地域に何ができるか 岩波ブックレット

大谷尚子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002709697
ISBN 10 : 4002709698
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東京電力福島第一原発事故の影響を軽視する政府は、子どもたちの健康を守るための対策もないがしろにしている。こうした国の無責任を前に、日々、子どもに接する保健室の養護教諭や地域の住民、自治体などによる独自の活動が広がり始めている。チェルノブイリや過去の公害事件の教訓に学びながら、私たち一人ひとりにできることは何かを考える。

目次 : 第1章 原発事故後、これまでと同じでいいの?―養護教諭が取り組んだこと/ 第2章 無責任な国を前に―動き出す地域の取り組み/ 第3章 学校と地域に何ができるか―過去の公害事件にみる/ 第4章 子どもに真摯に向き合うことから―五つの視点

【著者紹介】
大谷尚子 : 東京大学医学部保健学科を卒業し、東京教育大学(現・筑波大学)附属駒場中・高等学校の養護教諭として勤務(1966〜69年)。その後、茨城大学(〜2007年)と聖母大学(〜2014年)で養護教諭養成にかかわる。茨城大学名誉教授。養護実践研究センター代表

白石草 : 放送局勤務を経て、2001年に非営利の独立メディアOurPlanet‐TVを設立。マスコミが扱わないテーマを中心に番組を制作・配信。3.11後は原発事故に関する取材を重ね、2012年に放送ウーマン賞、JCJ賞、やよりジャーナリスト賞特別賞、2014年に科学ジャーナリスト大賞を受賞

吉田由布子 : 「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長。1990年よりチェルノブイリの子どもたちの健康被害を調査。3.11後は、ロシアやウクライナで日本の現状を報告してきている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    3.11後の保健室と地域から子どもの健康について考えた本です。福島原発事故は、まだ放射線を大気に流し続けており、おさまってはいません。しかし、避難区域はどんどんと縮小していっています。放射線量がけっして低いわけではないのにです。そうしたなかで養護教諭などの子どもの命と健康に責任を持つ大人たちが、3.11前と後ではこれまでと同じように子どもに接していていいのかを問いながら、問題に正面から向き合おうとしている内容だったと思います。僕は政府は子どもの健康を守ることを放棄しているように思えてなりません。

  • 市民ネット藤井

    原発事故後の取り組みについて、学校や子供といった切り口で綴られていてわかりやすかったです。

  • かわくん

    東日本大震災を経験して心身に影響を受けた子どもたち。殊に原発事故によって放射線を浴びた子たち、避難によって生活環境が大きく変わった子など。みんな好んでそうなった訳ではない。私たち大人がそれをどうケアしていくのか。長期間の見守りが求められている。復興という名の下に、置き去りにされてはいないだろうか。

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