Books

殺人鬼を飼う女

大石圭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043572229
ISBN 10 : 4043572220
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2010
Japan

Content Description

京子はビストロを経営する美しきギャルソン。だが幼いころ義父から酷い性的虐待を受けた彼女の中には、レズビアンでサディストのナオミや、淫乱で奔放やユカリなど、様々な人格が潜んでいた。さらに京子の周りでは、昔の恋人をはじめ何人もが謎の死をとげていて!?(彼らを殺したのはもしかして―わたしも知らない、もう1人のわたし!?)そして再び京子に愛する男が現れたとき、彼女の内の邪悪な殺人鬼が蠢き出す…。

【著者紹介】
大石圭 : 1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mr.lupin

    大石圭さんの著書25冊目読了。今回の作品はいつもの大石ワールドとは、一味違っていて多重人格の話だった。京子にナオミ、ユカリなど、そして京子の知らないキョウコなどと、たくさんの人格が入れ替わっていくが、今回は何故か誰が誰なのか、はっきり認識して読了する事ができた。終盤になり、「殺人鬼を飼う女」の意味が良くわかった。またハッピーエンドっぽく終わったのも、良かったかな。⭐⭐⭐⭐★

  • koguma

    いやー、ワインの蘊蓄すごかった。ワインは飲むけど、そんなに味わって飲んだ事もないし、この主人公のワインに対する情熱にただならぬものを感じてしまった。まあその部分は割と流し読みで済ませたんだけども、京子の幼少時に受けた虐待やいじめが、それから逃げ出す為にいくつかの人格を生み出してしまった下りは、悲しいながらも共感できた。ただの多重人格の話で終わるのかと思わせておいて、ちょっとびっくりな事実が最後明らかになり、何よりもその部分が怖かったのだけれど...最近読んだ大石さん作品の中ではかなり読み応えがあった。

  • そのぼん

    『殺人鬼を飼う女』…。そういう意味だったのか、このタイトルは。それをバラすと面白くないので、なんとも言い難いですが、タイトル通りのストーリーでなかなか、よかったです。ホラーでとても怖いのですが、このストーリーの中に出てくるようなワインが飲みたくなりました(笑)。

  • 007

    京子の中にいる他の人格は基本的には人はいいのかもしれない。ナオミなんて特に。でも勝手にタバコ吸われたらやだなぁ…。そして私だったら京子と一緒になろうとは思えないかな。やっぱり身の危険を感じるし。田島さんは本当に愛を持ってますね。グロはほとんどなく読みやすかったし面白かった。

  • じーつー

    殺人鬼を飼うってそういうことかぁ。 物理的に飼っているものかと考えていた。 殺人鬼をペット感覚で飼うというか支配するというか。 そうじゃなくて、自分の中に殺人鬼が居るって意味だった。 これはあらすじにも記載されている事だからネタバレにはならないだろう。 大石圭にしては綺麗なストーリー。 主人公が襲われるような顔をしかめたくなるシーンもあるし、凄惨な過去は気持ちよく読めるわけもないけど、それでも大石圭にしては綺麗な落とし方だと思った。 残された人はきっとみんな救われるんじゃないだろうか。 嫌いじゃない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend