CD

Fantasy on Osaka Folk Tunes, Violin Concerto, Legend for Orchestra, etc : Tatsuya Shimono / Osaka Philharmonic, Kazuhiro Takagi(Vn)

Ohguri, Hiroshi (1918-1982)

User Review :4.0

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
NYCX55321
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

日本作曲家選輯
大栗 裕:大阪俗謡による幻想曲、ヴァイオリン協奏曲


大阪生まれの作曲家、大栗 裕。商業学校時代に吹奏楽団でホルンを担当して音楽に目覚めた大栗は、東京で本格的にその演奏法を学び、1950年に関西交響楽団(後の大阪フィルハーモニー交響楽団)に入団。ホルン奏者として活躍すると同時に作曲の修練を続けました。彼は東京時代から親交を結んでいた朝比奈 隆から励まされ、独自の文化を誇る大阪を音楽で描き出していきます。商人の町として栄えた大阪ならではの、多弁で濃厚な言語文化と、上方落語や松竹新喜劇といった芸能。そして大阪の蒸し暑い夏を乗り切るための賑やかな夏祭り・・・これらが作用して生まれた大栗の作品は、まさに「大阪のバルトーク」と呼びたくなるほどの独自性を備え、聴き手に強く訴えかけてきます。
 1997年から2年間、朝比奈 隆の下で大阪フィルの指揮研究員を務め、大栗=朝比奈直系の音楽を継承する指揮者、下野竜也と大阪フィルの演奏で。
 解説、演奏者プロフィールは既発売商品(8555321J)のブックレットから転載となります。(輸入元情報)

【収録情報】
大栗 裕:
1. ヴァイオリン協奏曲 (1963)
2. 大阪俗謡による幻想曲 (1955, rev. 1970)
3. 管弦楽のための神話 - 天の岩屋戸の物語による (Orchestral Version, 1977)
4. 大阪のわらべうたによる狂詩曲 (1979)


 高木和弘(ヴァイオリン:1)
 大阪フィルハーモニー交響楽団
 下野竜也(指揮)

 録音時期:2000年8月
 録音場所:大阪フィルハーモニー会館
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 輸入盤国内仕様(解説: 片山杜秀)

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一昔も二昔も時を経てしまったけれど ご期...

投稿日:2018/05/18 (金)

一昔も二昔も時を経てしまったけれど ご期待の更なる名演奏など出ようはずも無く 大栗裕を管弦楽で聴くディスクの最右翼に未だに立たされている 大栗博と彼の音楽を喧伝した過去の指揮者や演奏を贔屓するために却って大栗裕の音楽と新しい演奏の足を引っ張るがごとき物言いは聞き飽きた 高木和弘は若き頃よりわが国を代表する名ヴァイオリニストだった 長岡京室内アンサンブルや山形響のコンサートマスターとしての演奏も数多く聴いてきた 彼の働きなしにこうしたオーケストラの現在の知名度はない 下野竜也は無理解な読売日響を率いて真に誠実な音楽活動をしていた実力者だ 二人とも音楽を愛し生涯を捧げている また大阪との縁もご承知の通りだ そして何より二人が大栗裕を尊敬しその音楽を世界へ伝えんとする心意気に燃えている この演奏を聴けば自明のこと NAXOSに録音されたことがすでに世界基準なのだ 加えて大阪フィルの演奏もNAXOSの録音も一級品である ディスクはきちんとした装置と環境で聞こうではないか 大栗裕は伊福部昭と共に日本を代表する音楽家だ あなたも如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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録音がナクソスにしてはやや不発な気がしま...

投稿日:2010/10/30 (土)

録音がナクソスにしてはやや不発な気がしますが、大栗裕と縁の深い、大阪フィルハーモニー交響楽団を起用して、演奏のほうは大変素晴らしい出来栄えになっていると思います。 ヴァイオリン協奏曲のソロを務めた高木の演奏もグッド。 吹奏楽なら結構録音のある大栗裕ですが、管弦楽曲の録音は少なく、ましてや管弦楽曲ばかりを集めたこのCDは大変貴重な一枚ではと思います。

レインボー さん | 不明 | 不明

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全曲通して”大阪らしさ”がほとんど感じら...

投稿日:2010/07/27 (火)

全曲通して”大阪らしさ”がほとんど感じられない演奏で、このCDの指揮者は大栗先生の音楽をほとんど理解されていないように思います。特に「大阪俗謡による幻想曲」は、同じ大フィルでも朝比奈隆氏指揮のライヴ盤および大阪市音楽団との吹奏楽版を聴かれることをおススメします。大栗先生の音楽特有の大阪弁でしゃべっているような演奏をされていて、「これぞ大阪!」と言わせる濃厚な音楽を聴かせてくれます。あと、吹奏楽版で大阪府立淀川工業高等学校吹奏楽部(指揮はすべて丸谷明夫先生)の数種類あるコンクール・ライヴ盤は、どの演奏も素晴らしくまさしく”大阪の祭囃子”そのものです。ただ、吹奏楽コンクール規定の時間制限のため大幅に楽曲カットされている点は残念ですが、このカットは、大栗先生と淀工の丸谷先生との話し合いの元でアレンジされたとのことです。 珍しい「ヴァイオリン協奏曲」が収録されているので星2つにさせていただきました。

Marthy さん | POLAND | 不明

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