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マイナンバーから改憲へ 国会で50年間どう議論されたか 白澤社ブックレット

大塚英志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768480007
ISBN 10 : 4768480004
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

任意であるはずのマイナンバーカードを、従来の健康保険証を廃止してまで国民に持たせようとする現政府の強引なやり方に批判の声が高い。だが、問題の本質はカードとしての利便性ではない。マイナンバー制度によって変化する社会や国家なのだ、と著者は指摘する。
本書は、マイナンバーが「外圧」と財界の要請によって始まったことや、国民総背番号制度が浮上した1970年代から現在のマイナンバーカードにいたる50年間の国会審議の流れを概観しながら、マイナンバー制度によってどのような「社会」が目指されているのかを示唆。「スーパーシティ」、「大阪万博」、自民党改憲案とも繋がっていることを明らかにする。

【著者紹介】
大塚英志 : 1958年生まれ。まんが原作者・批評家。まんが原作者としての著書は永山則夫をモデルとした『アンラッキー・ヤングメン』(藤原カムイ作画)など自作ノベライズを含め100冊近い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 馬咲

    運用上の不祥事や利便性への批判に流れがちなマイナンバー制度について、構想出現の歴史的経緯(個人情報利用を求める米国の外圧及び産業界からの要望)や制度自体の持つ本質的な問題点を確認できる。要はマイナンバーとは「国家が人間をどう定義するか」や「誰がどういう社会を設計するか」に関わる問題であり、つまり人権や民主主義のあり方に関わる憲法問題であるということである。少なくともマイナンバー制度の原型である「国民総背番号制」の議論が始まった50年程前の国会では、そうした問題意識が与野党間で共有されていたことが分かる。

  • キュー

    普段こういう系の本は馬鹿なので読まない(読めない)のだけど仮面ライダーなどを例に出して馬鹿な自分にも、ちょっと読んでみるかなと思わせられて読んでみる事にした。50年前からじわじわと計画され続けてきた事が遂に実行されようとしている事が怖いと思った。そしてやっぱり監視社会になるんじゃないかなとか色々な利権絡みの事案なのはどう見たって分かるのに止められる者もいないというのも怖い。とはいえ何もかも怖い訳ではなく色々便利になっていく事もあるんだろうとは思うけど。とりあえず色々疑問を持っていく事を忘れない様にしたい。

  • 水海 瞬

    制度の詳細ではなく、国民総背番号制→住基ネット→マイナンバーへの流れを全体的に把握できる。また、憲法の人権の保障と密接にかかわりがあることを示している。

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