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ISBN 10 : 4831862681
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人々は一向一揆に何を託したか。信長と死闘を繰り広げた「一向一揆」や「石山合戦」は、後世に創作された虚像なのか?軍記という物語に隠された作者の意図を読み解き、物言えぬ者たちの実像をあぶりだす。
目次 : はじめに―「石山」呼称問題/ 軍記の治者目線/ 同時代の軍記に描かれた「本願寺」と「一揆」(1550〜1600年ごろ)/ 『甫庵信長記』と元和・寛永期の軍記(1610〜1660年ごろ)/ 寛文・延宝期の読み物的軍記(1660〜1690年ごろ)/ 元禄期の軍記と宗門書の交錯(1690〜1720年ごろ)/ 法座の文芸(1710〜1770年ごろ)/ 「庶民の石山」の系譜(1770〜1880年ごろ)/ 明治十年代の爆発的流行(1870〜1900年ごろ)/ 「知識人の大坂」(1780〜1850年ごろ)/ 近代の知識人たち(1880〜1910年ごろ)/ 「石山合戦」の「常識」化(1910〜1920年ごろ)/ 「石山合戦」という述語
【著者紹介】
塩谷菊美 : 1957年、神奈川県に生まれる。1979年、早稲田大学第一文学部日本文学科卒業、神奈川県立高校教育職(国語科)、1997年、和光大学人文学部文学科専攻科修了、2003年、早稲田大学にて学位取得博士(文学)、現在、神奈川県立高校非常勤講師・同朋大学仏教文化研究所客員所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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