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根源へ 文芸第二ピース

執行草舟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062186476
ISBN 10 : 4062186470
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

前著『生くる』 『友よ』で語られた運命論、宿命論の背景となった読書、美術体験を題材に、生きるとは人間とは何かを究める探求の書

【著者紹介】
執行草舟 : 昭和25年東京生まれ。立教大学法学部卒。実業家、著述家、歌人。現代消費文明の在り方に疑義を呈する。個人個人が、自らの垂直の生命燃焼に信頼を置く新しい生き方を提唱する。真実の生とは何かを追求し続ける生命論研究者。また、独自の観点に立つ美術の蒐集家として知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kubottar

    一言、今まで読んだことがないタイプの本。文学が滅ぶときその国は滅びる。そこまでいうかと思いつつ読んだが、いやはや夢中になって読みました。自分も文学について学ぶ気になろうと、今まで考えたこともなかったことが湧き上がる本でした。

  • cape

    効率至上主義の中で極端に合理性を追求しがちな現代において、人生100年時代と言われて究極の一回性である人生が軽々しくなっている中で、著者の重々しく熱い思想は貴重。出会いと別れを見つめ、根源へ迫る死生観。本当の生きるとは何かを現代に提起している。その根底を形作ってきた450名もの史上の人物や思想家、作家などが登場し、その教養に圧倒される。すべてに賛同できたわけではないが、刺激的な語りだった。すべての人とは言わないが、歴史をつくる人には科学的なだけではない、教養に根差した思想を持ってほしいものだと思う。

  • 佐藤嘉洋

    楽しいことばかりに目を向けるのではなく、悲しみを抱きしめて涙を流し、それでも自分は前を向いて、なるべく明るく楽しく生きていくんだ、という気にさせてもらった難解哲学書。 死生観についても一読の価値がある。 長生きだけを目的とする現代社会において、著者はアンチテーゼを投げかけている。 長生きしたからといって幸せになれるわけではない。 私たちは、幸せな人生を過ごしたいのか、ただ長生きしたいだけなのか。 私はいつか必ず死ぬ。 来たるべきその日に向かって、一日一日の命を燃焼し尽くすことに全力を傾けるべきなのだ。

  • 無能なガラス屋

    上野霄里と並んで読まれるべき日本の思想家だと思います。

  • ディーポ

    この時代にこの人がいてくれて良かったと思いました。自分は一体何を追求し目指しているのか、何の意味もないことを考えているのではないかとしばしば不安になることがあります。が、しかしこの本はその不安を払拭してくれたような気がします。文学、そう文学なのだ。人類の普遍的な問い。人間とはなにか、宇宙とはなにかという問いなのだ。そしてそこから生まれる芸術に触れ続けたい。それこそが本当に心を満たしてくれる。生きていく力を与えてくれるのだ。さらに、日本についての理解がより深まりとても充実した読書でした。

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