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科学はなぜ誤解されるのか わかりにくさの理由を探る 平凡社新書

垂水雄二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582857344
ISBN 10 : 4582857345
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ダーウィンの「進化論」も、ドーキンスの「利己的な遺伝子」も、世に知られる理論だが、一般の理解には、ちょっと怪しいところがある。根幹理論ですら、誤解含みで理解されることが多いのは、なぜか?大雑把で、都合のいい理解が得意な人間の「知覚」と、言葉による「コミュニケーション」の難しさに焦点をあてながら、科学をめぐるディスコミュニケーションの現状を論ずる。

目次 : 第1部(科学的コミュニケーションを損なう要因/ 騙されやすさは人間の本質―知覚の落とし穴/ 複雑な現象の理解は簡単ではない)/ 第2部(誤解されるダーウィン―進化論再入門/ 「利己的な遺伝子」をめぐる誤解)

【著者紹介】
垂水雄二 : 1942年大阪生まれ。科学ジャーナリスト、翻訳家。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Koning

    ドーキンスのアレを訳した人だったんすね。で、実例を挙げつつ如何に悪意や思い込みというバイアスがかかった情報を上辺だけでセンセーショナルに取り上げるマスコミが更にアレして俺様の都合のいい情報しか受け取らない人なんかも出て来るとほーらご覧の通りこんな大惨事。というトコか。反進化論な人達がよくやらかす間違いの源流というべきダーウィンの誤読からドーキンスの不適切な用語の使い方(本人反省してるようだけど)というとこまで合わせて楽しい1冊だった。(続く

  • 活字スキー

    『利己的な遺伝子』『神は妄想である』等のドーキンス作品の訳者による、科学というかリテラシー全般と認識論。詰まるところ「人は事実をありのままではなく、見たいものを見たいようにしか見ない」という事なのだろうな。個人的にはそれほど目から鱗のインパクトは無かったが、日々あまりにも多くの情報をやりとりせざるを得ない現代人として、情報ソースの確認や比較、統計データや比喩の扱い方等、気を付けておきたいポイントは多い。

  • アドソ

    科学リテラシーものの中ではかなりいい本に出会った気がする。翻訳家さんらしく、認知やコミュニケーションの観点から科学のわかりにくさをやさしく解説してくれています。でもそれはほんの前置きで、本領は後半の「種の起源」「利己的な遺伝子」の正しい読み方に充てられている。物理や化学の話に比べて、生物の話は少しとっつきやすい。決して簡単だというわけではなく、自分の体が身近にあるから考えやすい。

  • shouyi.

    この本は、著者自身があとがきで述べているとおり、科学用語のすばらしさと危うさについての主眼の置かれたものである。「言葉というのは銛のようなものでいったん打ち込まれると引き抜くのは難しい。」という比喩を表すことばに集約されているかもしれない。ただ、後半の遺伝子の話はついていけませんでした。

  • mstr_kk

    第T部では「科学はなぜ誤解されるのか」がいくつかの視点から説明され、第U部ではダーウィンの進化論とドーキンスの「利己的な遺伝子」が例として取り上げられています。

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