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撫子こがし 花暦 居酒屋ぜんや 時代小説文庫

坂井希久子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758447638
ISBN 10 : 4758447632
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

桜太は無事に生まれたものの、お妙はなかなか床を上げられず、お花が一人で「ぜんや」の厨房に立っていた。ある日、鼻が利き、とびきり上等な鰹節のにおいを纏った、二本差しのお侍が来店する。そのお侍の正体とは…。栄螺の煮汁で炊いた握り飯、竃の灰に埋めてつくる焼き栗、炙り締め鯖の茶漬け、粉山椒をたっぷりかけた秋刀魚の有馬煮もどき。料理が心を後押しする、傑作人情時代小説第九弾!

【著者紹介】
坂井希久子 : 1977年和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業。2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞を受賞。2015年『ヒーローインタビュー』が「本の雑誌増刊 おすすめ文庫王国2016」のエンターテインメント部門第1位に選ばれる。2017年『ほかほか蕗ご飯居酒屋ぜんや』で第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いつでも母さん

    なんだ、この侍は。読みながら私の気持ちが、どんどん怒りのようなものに支配されてしまった。 溜まった思いをぶつけてやれ〜って、いい加減年齢だけ大人な私、が、ずっと大人でしっかり冷静なお花が良かった。それは支えられてここまで来た証。ぜんやに集う皆が優しい花暦シリーズの第9弾だった。

  • タイ子

    新シリーズ第9弾。産後のお妙さんは少しづつ元に戻りつつもまだ店の厨房に立てるまでには至らず。桜太の世話でお花ちゃんの奮闘ぶりは褒めてあげたくなる。只次郎もそれなりに奮闘、父親だものね。お花ちゃんは将来のぜんやを背負って立つ覚悟ができているから頑張れる。そんな時、ぜんやに入ってきた一人の侍。この男が今回の騒動の主。一方、熊吉の上昇志向が空回りしすぎて熱中症でダウン。その頑張りは旦那さんは見てるよ。そして、お花ちゃんに訪れた思いがけない人生の選択。結論ありきな選択にみんなが見守ってくれる姿がいいね。

  • おしゃべりメガネ

    『居酒屋ぜんや』シリーズのセカンドシーズンもあれよあれよと9作目となりました。ファーストシーズンが全10作でしたので、なんだかんだと追い付いてしまいますね。「お花」も「熊吉」も本当にすっかり大人になって。「只さん」と「妙」はそんな二人をしっかりと見守ってくれています。本作において、これまで以上に二人の成長、自立が綴られており、よりいっそう世代交代な感じがします。「熊吉」をしっかりとフォローする俵屋の大旦那さんが本当に素晴らしい人格者ですね。終盤にまさかまさかの出来事が待ち受けていますが、次作が楽しみです。

  • 真理そら

    なんと!思いがけない武家登場でお花ちゃんの心は乱れまくり。5年待ってほしいと伝えた千寿も気が気ではない。熊ちゃんは番頭目指して仕事の鬼になっているが体は大切にしようね。お妙さんの回復が遅れているので只さんが育児家事に頑張っているので只さんファンにはうれしい。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘)

    「撫子こがし 花暦居酒屋ぜんや」第九巻。お栄の消息が知られて凄く良かったです。熊吉はねえ、もっと順調にお店者として成長して行くかと予想していたんですが⋯。そうですよね、作者さまが私の予想通りの安易なストーリーで満足するはず無いですよね(⁠+⁠_⁠+⁠)。それにしても最後の爆弾的人物の登場 !! 次巻が多分最終巻ですよね。どんな結末が待っているんでしょうか?襟を正して待ちます。

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