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法の権力とナラティヴ 法臨床学への転回

和田仁孝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784762831102
ISBN 10 : 4762831107
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

解釈法社会学をさらに深化させ学範を越境。「臨床」という語の含意と価値を、理論的・批判的・実践的に更新し、「法臨床学」へと舵を切る。“法”の語りの抑圧性を批判的に検証しつつ「臨床」をとらえ直す。

目次 : 第1部 臨床知としての解釈法社会学(臨床知としての法社会学―解釈法社会学と実践/ 法実践と法社会学―法実務概念の再構築/ 言説的秩序と法/ モダン法思考の限界と法の再文脈化―相対主義と共同体主義を超えて)/ 第2部 法の主体・言説・権力(「個人化」と法システムのゆらぎ/ 法と感情/ 微分化されたアイデンティティと共同性―「個」と「共同性」をめぐるポリティクス/ 対話的私的自治の可能性へ向けて―私的自治概念の再構築と展望/ 「認知された共同体」と紛争の意味―交通事故紛争処理実践の多元的意味構造)/ 第3部 ナラティヴと権力の相克(法廷における法言説と日常的言説の交錯―医療過誤をめぐる言説の構造とアレゴリー/ 紛争をめぐるナラティヴと権力性―司法へのナラティヴ・アプローチ/ 法と共約不可能性―「被害」のナラティヴと権力性をめぐって/ 日常的実践における法言説の脱構築―喫煙者の「被害者化」をめぐって)/ 第4部 技法論の領野(技法としての法/ 紛争解決の技法とはなにか―ナラティヴに埋め込まれた知)

【著者紹介】
和田仁孝 : 1955年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。京都大学助手、九州大学教授を経て、早稲田大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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