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西遊記 5 岩波文庫 改版

呉承恩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003202050
ISBN 10 : 4003202058
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1988
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    三蔵法師を徳のある大人だと思うのはやめよう。修行を積んでいるから、汚れがなく、おまけにその徳のおかげで食べたら長生きできるらしい。だから妖怪に狙われるのに、本人は弱くてすぐ捕まり泣くだけだ。汚れのない幼児を連れているようなものだと思えば、彼らの旅は納得できる。様々な困難を解決してくれる悟空も出来ないことはあった。坐禅だ。なんせ、じっとしていられないのだから。そのピンチに三蔵が一言。「座禅なら、私ができる」あゝ、よかった。さすが法師だ。さて、この会は雷電が出てきたところが一番ワクワクした。

  • セウテス

    前巻最後で紅孩児に拐われてしまった、三蔵を助けに向かう。紅孩児との戦いはし烈を極め、天の援軍も歯が立たなく為ってきた。何とか紅孩児を倒し三蔵を救い出すが、悟空も瀕死の状態になる。ここで蘇生を行ったのは猪八戒であり、何かとあっても流石に天界に属するだけの事は在る。旅も作中7年も掛けて半分迄来たというのに、三蔵は相も変わらず成長を感じない、これで本当に良いのか。そして再び登場の観音様、悟空とのやり取りが掛け合い漫才みたいで、楽しませてくれる。後半は通天河を渡るのだが、河の長さか幅か八百里とは驚きだ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    悟空、八戒とは五行相克での相性が良すぎて中々、倒せない紅孩子。悟空も一回、死んでしまうピンチを打開するのは、今まで影が薄かった悟浄だった!結構、沸点が低く、力業も躊躇わない観音様に笑ってしまう。それにしても旅に出て7年も経っていたの!?生贄の話の子供の名づけ方が直球過ぎるし、三人の道士によって僧侶が冷遇される国では機転合戦が楽しい。だが、国王の意志のなさから、首を挿げ替えるか、有能な者を登用した方が国の為になるのではと思わざるを得ない。そして弟子達を命を差し出し、自分だけ、助かろうとする三蔵法師、屑過ぎる

  • NAO

    前半は、牛魔王と羅刹女の子どもである紅孩児との戦い。まさかこの紅孩児が善財童子(文殊菩薩の脇侍)だったとは。悟空が自分一人で処理できない時に天界の諸神や観音菩薩に助太刀を頼みに行くのは毎度のことだが、徐々に助けに来てくれた援軍の諸神もろともやられることが増え始めている。そんな風に出会う妖魔は強くなってきているのに、真剣に師匠を守ろうとしているのは悟空だけだし、三蔵は相変わらず弱虫で愚痴っぽく簡単にさらわれてばかり。真剣味のない八戒をときどき悟空がからかうのも、仕方ないかも。

  • mii22.

    (第四十一回から五十回)紅孩児との戦いから通天河を渡る回。紅孩児との戦いに苦戦する悟空。そしてまたしても観音さまの登場。同じように「バカざる」呼ばわりされても、三蔵には敬意を払い師と崇める悟空も、助けは求めても心の中では観音と呼び捨てにしている悟空と観音さまのやり取りは毎回面白くてツボにはまる。歩けば妖魔にさらわれ食べられそうになる三蔵と弟子たちの西天への旅もようやく中程までやって来た。次回はどんな災難に遭うのかなぁ。

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